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お金の使い方で、まちは変わる

子どもが生まれた時、学資保険を申し込もうかどうしようかと考えて、投資信託で貯蓄していくことを選んだ。今もその決断は間違っていなかったと考えている。

お金のことが話題になりにくいからっていうのもあるけれど、周囲の人で学資保険に入らず、投資でお金を増やしていこうという人はたった1人くらいしかいなかった。

それでもパンフレットを見て、どうしても、学資保険に入りたいとは思えなかった。だいたいのパンフレットは、18歳で大学に入学して、お金がたくさんいる人生設計で書かれていた。

でも、もしかしたら15歳(高校入学のタイミング)でお金がたくさんいる状況だってあるかもしれないから、自分達には合わないかもしれないなあと思った。杓子定規的な考え方が合わなかったのだ。

それが、投資信託を選んだ理由の1つだ。

もう1つは応援したい会社がいくつかあったから、そんな会社を応援しながらお金を貯めたいと思った。

今ある景色は、自分達がお金を払って買ったもの・ことの結果であることは間違いない。おかげで、日本全国どこへ行っても、ロードサイドには似たようなお店が並んでいるつまんない状況になってしまった。

そして、そんな状況・サイクルに気が付くのに、ものすんごい回り道をしてきた気がする。お金を稼ぐためのスキルは学校で習うけれど、社会を良くするお金の使い方は誰も教えてくれなかった。

だから、本で学んだり、友達のお金の使い方を見てかっこいいなあと思ったり、応援したい誰かに出会ったりする中で身に付けてきた。40にして、最近やっとお金をうまく使えるようになった気がしている。そして、うまくお金を使えたなあと思える時は、とてもハッピーだ。

また、今はできるだけ100均やAmazonやコンビニの利用頻度を落とし、商店街で買い物し、チェーン店を避けて地元のお店でご飯を食べるようにしている。便利な場所で便利なものばかり買っていては、好きなものや好きな場所を守れない。

無意識にお金を預けていると、銀行からの投資によって、あずかり知らぬところでミサイルづくりなど戦争に加担してしまっている可能性もある。だから、自分はどう生きたいかをちゃんと考えて、意志をもってお金を使っていきたい。改めてそう思った。

お金との付き合い方がていねいに書かれている、いい本でした。

通いやすい銀行にお金を預けて、手に入りやすい物ばかりを買って、そんな暮らしを続けた結果、そつまらない街が延々と広がってしまった。悔しいけど、この街を作ったのは俺たち自身だ。
この本は、バンドマンであり個人投資家でもある自分の視点から見えた等身大の社会と経済、お金に関することを書いている。よりよく、より楽しく生きていくために、お金との付き合い方をいちから考え直した。目の前 にはくそつまらない未来が浮かんで見えるけど、くそ笑える未来だって全く見えないわけじゃない。

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