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小さな違和感を、自分なりに解消しながら生きていく

「加藤さんの奥さん、移住コンシェルジュに興味ないかなあ、って言われたんやけど。」

夫が地域おこし協力隊の2年目くらいだった頃、帰宅した時に話しかけられた。当時ジオパークの担当としてまちづくり推進課に所属していた夫が、職場の人に声をかけられたらしい。

声をかけてもらったことは、とてもありがたかった。一方で私は、移住コンシェルジュとして働く自分を、どうしても想像することが出来なかった。

当時は長女が1歳半でまだ小さかったから、という理由もある。そして、私が想像するコンシェルジュは、頭をカチッとセットして、襟のあるシャツを着て、もてなすオーラをまとった、テレビCMとかチラシで見るプロフェッショナルな人だった。っていうのが、20%くらいの理由。

残り80%の理由は別にある。「めっちゃいいとこやからおいでや!」と、前のめりに声をかけていくことを仕事にするのが、しっくりこなかったのだ。

私自身は好きで納得して、今の場所に暮らしている。友達が遊びに来てくれるのもうれしい。でも、「暮らす」となるとまた別の話だ。当時も、今も課題は結構ある。もしかしたら、増えているかも・・・。

結局、そのお仕事はお断りした。

もし私が移住希望の人に前向きな行動ができるとしたら、それは今暮らしている自分たちが住みやすい、住み続けたいと思える環境をつくっていくことだ。

そんなことを思い続け、この町で暮らし始めて早5年。やりたいなあと妄想していたことが、先週の木曜日に小さく実現できました。

委員として所属している市の家庭教育グループの活動で、市外から越してきた方向けに、お話し会を開催したのです。

生活のあれこれや病院、遊び場所、保育園のことや不安に思っていることなどを、ぺちゃくちゃ話すという会だったのだけれど、8人の方が来てくれて、概ね楽しく過ごして頂けたよう。

自分が7カ月の子供を連れ、期待と不安を胸にこの町にやって来た時、すでにあるグループには入りづらく感じることもあったし、気軽に話せる人が増えるきっかけってあまりなく、少しモヤモヤしていました。

そんな過去の自分をレスキューするイベント。

改善点はあるけれど、まずは第1回をやることができて良かった~。感謝🙏

これからも、小さな違和感に向き合いながら、それは私がやりたいことか、もっと得意な人に任せて、私は別のやり方でやった方がいいんじゃないかとか、ちゃんと考えて、素直に生きていきたいなあと思う今日この頃です。

\読んでくれてありがとうございます!/ 頂いたサポートは地域の中で使い、ご縁をぐるぐる回していきたいと思います。