映像制作者が使うデスクトップスピーカー
動画の編集とか、音楽を作っているひとはアンプ内蔵のアクティブスピーカーを使用している方が多いと思う。実際多くのモニタースピーカーはアクティブスピーカーである。
しかしぼくはパッシブスピーカーしか使わない。なぜなら、アクティブスピーカーにするとアンプを選ぶ楽しみがなくなってしまうからである!
オーディオ好きのぼくとしては、いろいろと細かく機材を分けてそれぞれ好みのものを選びたいのである。だから、スピーカーはアンプの入っていない普通のスピーカーがいいのだ。
現在デスクトップスピーカーとして使っているのはKlipschのR51Mというモデルである。Klipschは高能率を売りにする今では絶滅危惧種のスピーカーブランドである。方向性としては絶滅危惧種であるが、スピーカーメーカーとしてはアメリカを代表する企業で、かなり大きい方ではないかと思う。
Klipschといえばホーンスピーカーであり、本機ももちろんホーンが装備されている。ペアで3万円台という非常に安価なモデルである。エンクロージャーの作りはしょぼいのひとことであるが、出てくる音は悪くない。
音質の傾向は明るく爽やかで、高能率スピーカーらしい音を出す。低音は期待してはいけないが、中高域のどこまでも突き抜けていくような透明感はかなり好みだ。
エンクロージャーがしょぼいと書いたが、ただの長方形の箱は逆に飽きが来なくてよい。惜しいのはビニールクロスを貼り付けただけの表面が安っぽく見えてしまうことだが、実際安いのだから仕方がない。外観のコストを下げて中身で勝負したと思うことにしよう。
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