オールドレンズのような味わい NOKTON Classic 35mm F1.4
フォクトレンダーのNOKTON Classic 35mm F1.4は現代のレンズでありながらオールドレンズのような描写が楽しめるレンズである。オールドレンズのようなというのは、要するに様々な収差を味として捉えるという意味である。
撮影してみるとわかるが、まるで昔撮った写真のようになんとも古めかしい写りになる。インスタの初期に流行ったノスタルジックフィルターが最初からかかっているようなレンズといえばわかりやすいか。それでいて電気接点を持っている最新レンズなのでちゃんとEXIF情報が残る。オールドレンズを使ってみたいけど何から始めたらよいかわからないという人は一度これを試してみるのもいいかもしれない。もちろんオールドレンズを十把一絡げにはできないが、その一端に触れることができるだろう。
こういう描写が気に入ったひとは手放せないレンズになるだろう。ぼくはと言えばすぐ売ってLoxia 2/35を引き換えに買ってしまった。レンズの味付けが濃すぎてあとから手を入れにくいのが手放した理由である。おすすめしてるんだかしてないんだかわからないオチになってしまった。
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