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過干渉な親と、過干渉でない親の違い

自分は過干渉か?
自分の親は過干渉か?

そう思っている人は、「意識」があるので過干渉を克服できると思う。自分が過干渉なのに気付いてない人の1人が…うちの母(62)である。

私は30代で結婚、出産し、今子育て真っ最中であり、また、教員として10年勤めたので、「親の在り方」をすごく考える。

嫁いだ先の両親(62)についてだが、まったく過干渉では無かった!過干渉でない親は、こう言うのか、と会う度に思う。感動すらするくらい、違う。 

体感した違いを書いていく。

「いい子」に育てるという使命

過干渉に育てない方がいい。「いい子」に映っても、子ども自身が「苦しみを伴った」場合が多いからだ。
強くなれ、という考え方もあるけど、ちょっとそれは可哀想な気もする。

過干渉でない親には、どんな子に育てなければ、という使命感はない。子どもが何を言ってるか、なんでそう思ったか、これからどうしようとしてるのか、を聴く。

過干渉であるうちの親もよく聞いてくれる。どうしたらいいと思うか。
そして子どもの私が答えると、「でも〇〇だから△△したほうがいいと思う」と言う。っていうか、私が答える前に、親の意見を言う。 

「いい子」はこういう選択をする、という親の価値観を見せられ、
親の意見がいつの間にか自分の意見になって、 「いい子」にむかって育っていく。

失敗する機会はあまりないし、
たまに私が我を通して勝手にやって失敗すると「ほら見たことか」「お母さんのいうことを聞いておけば」と言われ、めっちゃへこんだ記憶がある。

だから、やりたくて、挑戦したくて…!という時には、どんなメリットを言えばお母さんはYESというか、をまず考える。

取引先とコミュニケーションをつかうときに使えそうな技だけど、なかなかストレス。

そして失敗したときには、まず、証拠隠滅から始めるw
見つかった時には被害がどれだけ小さかったか、自分のチャレンジがどれだけ小さいものであったかという説明をするw

そういう環境で育つと、子どもはどうなるか?
自分の意見に自信がない、自己肯定感が低い、と厄介な大人になる。

私は変えたい、と思っているので、多少ましになっているかもしれないけど、苦しみが結構いつも付き纏う。

過干渉教育を受けた子が思春期になると

まず、親の言うことを聞かなくなる。キレることもある。そして自己嫌悪してる。
これは、私が教員として生徒を見た時の感想。
親も子どももかわいそうである。

三者面談すると、過干渉かそうでないかで親の言い分は随分違う。

過干渉な親は、子どもについてのことを評価を加えつつよくしゃべる。
過干渉でない親は、子どもの後に、〜そうらしいですね、と笑いながらしゃべってた。

子どもに失敗させる勇気があるか。

大切なのは、失敗させないことではなく、失敗したときにどうやって立ち直るか見守りながら支えてあげることだと思う。

30過ぎても未だに親に噛み付く


なかなか大人になれません泣
結婚式の内容を決めるとき、出産するとき、子どものお宮参りの予定を決めるとき、仕事の両立について…

「お母さんはこうしたほうがいいと思うわ!」

って、今も毎回言ってきます。その計画と違うと、「〇〇のほうがいい思うのに、それ大丈夫なん?」とか言ってきます。「案外、良かったね」とか後で評価してくれることも。あとは「お母さんへの感謝が足りない」という注文も入ります。

義母はだいたい、「はい、わかりました、で、私達にしてほしいことは何かある?」と言います。

私もそれなりに大人になり、教員として色んなパターンもみた、ということで、自分の親が過干渉であることがわかってきました。そして、されて嫌なこと、を親に伝えます。
どちらが優れているか、決めないでほしい、とか、
お母さんの意見を押し付けないでほしい、とか。

これはね、本当は言わない方がいい。
そんな日は酒やスイーツをお供にして他でぐちるべきです。
でも、言わないと、伝わらないのでは?と思って、親に自分を認めてほしくて、親に伝えるのですが、こう言うの言われた親はとてもつらいのです。
親の過干渉はまず直らない。
そして孫にまで過干渉すると予測される。

自業自得といいますか、
子どもへの過干渉のしっぺ返しといいますか。

過干渉は一時的に形を良く保てても、
長い目でみると、
親も子どももかわいそうになります。

自分のされてきた育児を、
子にする傾向があります。

過干渉で育ってきた私は、気をつけないといけない。

でもすでに、〇〇するといいよ!とか、私は△△と思うな〜とかよく言ってますw
その意見とてもいいね、そのあとどうしたいの?とか、困ってることある?とか、どう思う?という言葉は、積極的に取り入れています。
娘は4歳。多感な時期になってきました。自分の意見が言えるようになってきました。彼女が発する言葉を、大人の言葉の重みと同じように捉えながら、大切にしていきたいと思います。

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