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ノーベル文学賞を予想してみる


個人的には文学賞ってあんまり興味ないのだけど
この数年ずっとちょっとした理由があって
ノーベル文学賞受賞者を予想していた。
今年は別にする必要も意味もないのだけど
暇なので今年もやってみようかなと思う。

ノーベル文学賞、「候補」と騒がれたりするけど
候補はずっとあとになるまで発表されないので
ブックメーカーや他の予想であげられているのは
受賞してもおかしくないとか受賞して欲しい
と思われている世界各地の作家を中心とした人々。


名前があがるひとは数十人いて
亡くなったひとや受賞者などが抜けて
他の文学賞を受賞したりと話題のひとが
新たに加わったりしながらも
長いひとは10年以上言われ続けているひとも。


年に1人の受賞者なので
有力と言われる人々もかなり高齢に。
50代や60代で若いと思ってしまう。



ひとりを予想するのではなくいつも数人に絞って
この中で有力とか個人的に希望とか
そんな感じだったので今回もこれで。



まずは昨年のおさらいから。


昨年は世間的に有力と言われていたのが
カナダのマーガレット・アトウッド。
昨年は前年分と2年分の発表で
少なくともひとりは女性であるということが
かなり言われてたのでそれでかなと。
個人的にはアリス・マンローからの年数や
ボブ・ディランのこともあり北米はどうだろうと。


地域的にそろそろ来るのではないかというのが
グ・ギワ・ジオンゴ、アドニスあたり。

日本人有力とされているのが村上春樹だけど
昨年の2人分発表の経緯を考えるとないかなと。

例年有力と言われていた数十人に加えて
新たに名前があがりはじめたのが多和田葉子と残雪。
女性がというのも影響あったかなと。


個人的には地域でとりそう枠のひとがなければ
ヨーロッパの英仏独ではない国のひとが
くる可能性あるのではということで予想。

言われていた少なくともひとりは女性、
小説以外の作品のひとがとるかもしれない
ということも考えて希望枠含めこの5人。


ペーター・ハントケ(オーストリア)
     劇作家としても有名で幅広い
セース・ノーテボーム(オランダ)
     詩人としても
オルガ・トカルチュク(ポーランド)
     例年からすると少し若いけど女性なら個人的希望
ナーダシュ・ペーテル(ハンガリー)
     なんとなく
ミルチャ・カルタレスク(ルーマニア)
     なんとなく

入れなかったけど迷ったのは女性で
ロシアのリュドミラ・ウリツカヤ。


結果5人の中に2人とも入ってた。


さて、今年はまたむずかしい。


2018年のノーベル文学賞発表が見送りになり
2017年までの流れが一度途切れた。
そして昨年の発表分はその影響で
配慮があったのではという部分がある。

その中で今まで有力と言われた人々と
世の中の流れとどうなっていくかというところ。



地域的にはやっぱりジオンゴ、アドニスあたり。
女性ならウリツカヤ。
個人的希望はジョン・バンヴィル、ノーテボーム。

とりあえず有力とされる人々の中から
日本語で読めるひとから選んでみた。


作品がわからないひとは予想できないので。


あとは女性はアトウッドも捨てがたい。
最近は名前があがるひとも増えていて
イーユン・リー、ジュンパ・ラヒリ、
残雪に多和田葉子、ハン・ガンなんかも
予想にあげられるようになってきた。
トカルチュクが比較的若く受賞したので
この先しばらくないとはいけないのかも。
ハビエル・マリアスや昨年のなんとなく枠の2人も
気にはなるけどヨーロッパ続くほうにいくかな。
アメリカも有力と言われる作家は多いけど
噂からのボブ・ディランのことがあって
そこから変わったのかなと疑問があるので選べない。

人気でいくとマリーズ・コンデやアモス・オズ。
クンデラとかカダレとかわりとずっと定位置な感じ。


そう言えば昨年は文学賞がなくなっていた
有名ブックメーカーも今年は文学賞復活してたな。



さて、2020年は誰が受賞するのだろう。



発表されたら結果は追記する。


受賞したら絶版のものが復活したり
入手困難なのが重版したり新しく邦訳されたり
読める作品が増えるのがいいところ。


翻訳文学はどんどん読めなくなったり
なかなか新しい作品が読めないことが多いから
それが読めるようになるって好きな作家に限らず
分野としてもりあがるのでよいと思う。


その売れたお金でもっとたくさん
いろんな種類の良い翻訳文学出してねと思う。




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結果追記。


2020年ノーベル文学賞の受賞者は
アメリカの詩人ルイーズ・グリュックさん。


候補と言われる人々のなかでも
小説を書くひとの邦訳はわりと出ているのだけど
詩人や劇作家のひとの邦訳ってあまりないので
受賞しても日本語で読めるものがなかったり
読めるようになかなかならない。

このひともない気がする。


どこか出すのだろうか。





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