紫蘇からできる宝石を取材しに行った話 |ふるさと納税 #2
こんにちは!宮古市地域おこし協力隊の笹原です!
今回も、宮古市にふるさと納税をした際に選んでいただける、返礼品の生産者さんを取材した記事を投稿していきます。
ふるさと納税とは、あなたが応援したい自治体に寄付ができる仕組みのことです。ふるさと納税の寄付金は税金の還付・控除が受けられます。
さらにお礼品として、自治体から特産品や宿泊券などをもらえる、とてもうれしい制度です。(さとふるより引用)
第二回目の今回は、宮古で育てられた紫蘇を使ったノンアルコールドリンク
「かわいペリーラ」を作っている、『株式会社 川井産業振興公社』さんにお邪魔させていただきました!
(対応していただいた川井産業振興公社 加工部長兼営業課長 佐々木さん)
宮古市内の道の駅や、東京・銀座にある「銀河プラザ」などで販売されている「かわいペリーラ」。まるでガーネットのように真紅の輝きを持ち、どこまでも透き通る魅力に惹かれて取材してきました!
取材時はちょうど紫蘇の葉っぱの収穫時期ということで、朝早くから行われている収穫作業から見学させていただきました。市街地から西へ、車で1時間。兜明神岳のふもとの紫蘇畑に到着しました。
畑は区界高原各地に全部で9箇所点在しており、全部の面積を合わせると東京ドーム2個分もの広さになるそうです。
ちなみに、育てている紫蘇の種類は「川井赤しそ」という品種。
表が緑で、裏が真っ赤な片面紫蘇の仲間です。
鉄分やカルシウム、ビタミンなどが豊富で、その香りの強さと華やかさから、本場紀州の梅漬けなどにも使われています。
川井赤しその特徴は、なんといってもその葉っぱの肉厚さ。
和紙を彷彿とさせるような手触りの葉は、鮮烈な香りを放っています。
刈り取り作業は、朝4時から始まります。夏の日差しに気をつけながら、取れたその日に加工するためにはこの時間から作業を始めるそうです。
お茶の葉を刈り取る機械を改良した、紫蘇専用マシーンで刈り取っていきます。エンジン音が兜明神岳の麓にこだましながら、どんどんと刈り取られていきます。
刈り取りが終了した紫蘇の葉は、袋に入れられて、少し離れた加工工場まで運ばれていきます。
加工工場に運ばれた紫蘇は、全て手作業であけられていきます。
川井産業振興公社さんでは、梅漬け・梅干し用の赤しそと、かわいペリーラの2種類に使用しているそうです。
こちらは梅用赤しその製造ライン。
かわいペリーラ用の採れたて川井赤しそも、その日のうちに丁寧に洗浄されていきます。
その作業が終わると今度は、エキスを抽出するための煮込みの作業に入ります。丁寧に時間をかけられて煮込んでいきます。
煮込まれた、紫蘇の葉は一度袋へ……。
かわいペリーラの原液を抽出するために、ここから機械による圧搾が始まります。
一滴も残すことなく、紫蘇の葉の「香り」「うまみ」「甘味」が抽出されていきます。じっくり、ゆっくり、と絞り出されたエキスは、クエン酸を添加されてより整った味と透き通る宝石のような赤い輝きを手に入れます。
この後、原液に蜂蜜などを混ぜ合わせて、瓶へと入れられ、各販売所に並んで行きます。
川井地区で生産されている川井赤しそは、農薬や土壌管理が徹底されていて刈り取り前には農薬をかけないことはもちろん、霜が株に定着しないようにするなど、美味しい紫蘇を作る取り組みがどんどん活用されています。
1年間でおよそ125tが収穫される川井赤しそ。
そのうちペリーラに使われるのは2~4tなんだそう。
お肉に合うノンアルコールドリンクとして開発されたかわいペリーラ。その柔らかい酸味と紫蘇の芳醇な香りは、赤ワインにも負けないほどです。
道の駅 やまびこ館内の「レストラン もうもう亭」で提供している「紫蘇レモンスカッシュ」は紫蘇の風味とレモンの酸味の組み合わせが最高です。宮古-盛岡間の休憩の際にお立ち寄り下さい。
宮古で作り上げるローカルならではの産品を、宮古を応援する返礼品として選んでみてはいかがでしょうか?
ふるさと納税で川井産業振興公社さんの返礼品を注文したい方は、下のリンクから是非チェックしてみてください。
◯川井物語(3本入)
◯山ぶどう液とかわいペリーラとかわいブラックビーンズの詰合せ(6本入)
◯かわいペリーラとかわいブラックビーンズの詰合せ(12本入)
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宮古市地域おこし協力隊
文章:笹原爽志
写真:吉浜知輝
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