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老舗の秘密を探していたら、知らない年号が出てきた話|ふるさと納税 #3

こんにちは!宮古市地域おこし協力隊の笹原です!

今回も、宮古市にふるさと納税をした際に選んでいただける、返礼品の生産者さんを取材した記事を投稿していきます。

ふるさと納税とは、あなたが応援したい自治体に寄付ができる仕組みのことです。ふるさと納税の寄付金は税金の還付・控除が受けられます。
さらにお礼品として、自治体から特産品や宿泊券などをもらえる、とてもうれしい制度です。(さとふるより引用)

第3回目は、秋に旬を迎えるサバや秋刀魚を使った干物を作っていらっしゃる、弥五兵衛屋やごべえや 伊藤商店』さんを取材させていただきました!

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宮古市といえばやっぱり水産業!朝と昼、2回の競りから上がってくる新鮮な魚を、最もおいしい形で加工しています。今回は多様な魚種を扱うことから、五十集いさばや水産加工店と呼ばれる伊藤商店さんの、加工品を取り扱っている製造現場に潜入していきます!

今回は伊藤商店さんの伊藤社長ご本人に、対応していただきました!
取材に訪れると、ちょうどふるさと納税返礼品にもなっている、サバのみりん干しの加工をしているところでした。

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旬の秋に水揚げされた、マサバとゴマサバを手作業で丁寧に頭と内臓が取り除かれていきます。

ちなみに、原材料の魚に対しては徹底した温度管理をすることによって、水揚げから加工まで魚本来の美味しさを損なうことなく加工できるそうです。

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その後、鯖は機械を通ることによって3枚におろされていきます。

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伊藤商店さんの創業は、明和元年とのこと。
”ん?めいわ?”
そう、昭和でも明治でもなく「明和」。
調べたところによると、明和元年は1764年だそうです。
宮古に、脈々と受け継がれてきた歴史があることを改めて実感します。

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3枚に下ろされた後は、再び人の手によって小骨が取り除かれます。手間がかからず食べられるのは、我々現代人にとってすごく嬉しいですね。細かい配慮のおかげで今日も美味しいみりん干しが食べられます。ありがとうございます。

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伝統の漬けダレも、いちから手作りになっています。いつも通りの配分で、いつもより多めに愛情を入れて、いつ食べても美味しい配合に整えられていきます。

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その後、漬けダレに、一切れ一切れ丁寧にサバの切り身が漬けられていきます。これにより、鯖本来の旨味が引き出されながらも、均一な美味しさを提供し続けられているのです。

一連の作業を終えると今度は干しの作業に移ります。ここで魚の持つ水分を蒸発させることより、味が染み込んで旨味がどんどん増していきます。

その後はいよいよ焼きの作業に。スチームコンベクションにかけられて一気に蒸し焼きにされていきます。

火を用いた焼き作業ではなく、スチームコンベクションで蒸し焼きにすることで、サバ本来のうまみや甘みを損なうことなく、魚臭くないみりん干しが完成します。さらには美味しそうな焼き目がついて、焼き目の良い風味とふっくらとした質感の身が味わえるようになります。スチームコンベクションすごいですね。焼き上がった瞬間には、ふわっと湯気が立ち込める一幕も。出来立ても食べてみたいものです。

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これらの工程を経て、やっとパッケージ作業に移ります。

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出来上がった製品がこちら!みりんの甘くて香ばしい香りが写真から伝わってくるようです。

海の幸を使った和食系は、なかなか味も決まらず苦戦することも多いですが、こちらであれば三陸の海の幸を完璧な味付けで、手軽に楽しむことができます!

伊藤社長からは、
「ふるさと納税のセット商品4種類、それぞれ違った風味を通年味わうことができます。今後とも当店の加工品をよろしくお願いします。」
とのコメントをいただきました!

ジューシーな鯖の脂と、口の中に広がる甘じょっぱいみりんの風味。蒸し焼き製法でふわふわの身と、焼き目のついた香ばしさ!いつもの白いご飯と味噌汁のお供に、いつもと違う三陸こだわりの味を添えてみてはいかがでしょうか?

ふるさと納税で弥五兵衛屋やごべえや 伊藤商店』さんの返礼品を注文したい方は、下のリンクから是非チェックしてみてください。

宮古のみりん干し詰め合わせ

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宮古市地域おこし協力隊
文章:笹原爽志
写真:吉浜知輝

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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