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社長の器

社長の器ってなに?

器のはなしといえば、アンミカ氏の「器やん」という動画。そこで器とは「様々な事象に対する理解の深さ」と説明している。かなりわかりやすい!記事では、器の大きい経営者を生むためにはどうしたらよいか?その課題に取り組んだ企業の施策が書かれている。

社外の目線で変化に対応する(サンクゼール久世良太社長)

サンクゼール?知らないなぁと思って読んだら、「久世福商店」だった。柿の種といったら、久世福だし!そんな創業家社長世良氏が「オーナー企業だからこそ、内向き意識が強まるおとへの危機感が強い」と語り、「発言力が強い人の意見ではなく、合理的な意見が社内で通るようにしたい」とおっしゃる。社外役員の拡充、指名・報酬委員会の設置、女性の活躍の推進、教科書通りやれる基礎力があるのが凄いと思う。これが器ってやつかー、視野の広さだよなー。

360度評価を社内、社外の取引先も含めてやっているらしい。そんな超高難度出来るの?凄い。私の知ってる360度評価なんて、ツイッターの延長線上の文句や愚痴のタイムラインになるだけで向上心や親切心でアドバイスを言ってくる人なんていないのに(すぐ廃止したなー)。

「なかなか減らない やみつき柿の種」なら360度評価で満点でそう!

多様な修羅場経験を持ち寄る(コマツ)

建設や建築、トラクターで有名なコマツは経営人材育成の主な取り組みを研修後、実務で「修羅場」を経験させている、とのこと。修羅場は人を成長させる絶好の機会だと、誰もが知っている。けれど、大変だよね。課長級は海外工場長や販売会社の社長として現場経験を積み、部長級は世界の様々な業界の幹部候補らと経営手法を学ぶそうだ。

コマツの創業者の精神に基づいた価値観をまとめた指針「コマツウェイ」をとして体得することを目指す。

コマツの価値観
社員一人ひとりが、ずっと大切にしつづけている姿勢です。

  • 挑戦する
    高い志を持ち、失敗を恐れることなく、革新のために挑戦し続ける

  • 共に創る
    多様な価値観や個性を認め合い、互いに敬意を持ち、win-win精神で協働することで新たな価値を創出する

  • やり抜く
    困難にあっても決して諦めず、責任を持って最後までやり遂げる

  • 誠実に取り組む
    常に誠実に正しく行動し、信頼される存在であり続ける

めちゃくちゃ、良いことが書いてある。会社の理念って本当に崇高だと思う。私も会社員として、コマツの価値観は共感しかない。


社長「明日は雨だから傘を持て」部長「不測の事態に備えて傘の準備をしろ」課長「雨がいつ降っても大丈夫なように全員傘を持て」係長「全員分の傘準備まで1週間かかります」現場「晴れの日も傘を持って歩くとかどうかしてる」翌日雨に濡れる現場「傘が来るまでの辛抱だ」

社長の器は、いち会社員の立場からじゃわからない。

気になったワード

  • お手盛り
    使用例:その会議、部長はお手盛りでやってるよね。
    権力者がその地位などを利用して、利己的な操作を加えること。 自らに利益があるように物事を決定すること。

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