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それぞれの・・・覚悟・・・

(なあ、震えてたのはホントに二人の手か?)
(どっちか一人の手が震えてても・・・あの描写になるよな・・・)

(覚悟はわかったけど・・・・
ホントにあの二人の覚悟って、同じ覚悟なのか?

本当に機械化の影響って、これだけなのか?

こわ・・・く・・・ないか?
二枚葉っぱの、あの表情。
急に「ガジガジガジ・・・!」ってモブ味もなんもなくして人魚化したりしないよな・・・機械化の悪いとこ出ちゃわないよな・・・イヤ、一枚だって機械化してるんだから、むしろそんなん個体差になっちゃうけどさ。
あの表情が、何考えてるか全然読み取れないし、
けどナガノもあえてそういう描写にしてないか?

一枚葉っぱだけが、ちいに機械化を知られた事実に気づいているのなら、二枚葉っぱにとっては、秘密が誰にもバレていない前提で「すべてを闇に葬る」覚悟決めている表情と読み取れるから、それがこの描写の差だと言えば納得出来る。

でも少し違和感があるんだよな。
人魚釣りを躊躇して、海では手を振ってセイレーンたちに呼び掛けて、機械の身体になった時には怖くて心細くて「ン!ン!」しちゃってたあの二枚葉っぱが、電池を入れ替えてから完全に表情を失った個体になってはいないか。
まあ、誰にも二面性ってあるけど・・・そういうのでもなくて・・・

・・・・あのさ、
もしかしたら、電池交換のたびに、電池を外して入れるたびに、何かが失われていってるんじゃ・・・ないかな・・・

こっ・・・コワイコワイコワイ・・・・!
永遠のいのち=機械化モブは、だんだん感情のないナニカに近づいていく仕様なんじゃないか。そしてそれこそが機械化の最大のデメリットなんじゃないか・・・。
イヤイヤイヤ、考えすぎちゃった、ウン、オジサン考えすぎちゃったね、やめよ、この想像やめよ!
だって、外したじゃん、一枚葉っぱだって、最初にお試しで電池外してんじゃん。だから回数で言ったら一緒じゃん!

)ハァ?(

けど・・・
もう、元の二人じゃないんだなって思ったんだ。
ずーーーっと同じだったり、一緒にいるだけが、「いつまでもともだち」じゃ、ないのかもしれないなって。
「変わることなく」なんて願わなくても、ちいも、ハチも、タブンうさぎだって、毎日少しずつ少しずつ変わっていって、昨日までの自分じゃない自分で、それでも「ともだち」でいようとしてる。

鉄郎は変わっていった。それが成長するってことだから。
メーテルは離れていった。変わることのできない、ヒトとは相容れない「永遠」だから。
今、そういう表現に入ってるのかなって、ちょっと思った。

)・・・・。(

一枚葉っぱの性格だとさ、二枚葉っぱに話しちゃうかもな、ちいに電池スロット見られたこと。
ちょっと怖いよな、その時の二枚葉っぱの反応。
ボカ。したのは一枚の方だけどさ、もう、お互いを守るためと思ったら、二枚もそれに見合うようなことをしちゃうかもしれない、誰を巻き込もうと、たとえ復讐に狂ったセイレーン相手でも。
ともだちを守ろうとした時の、ちいの爆発的な能力上昇を知ってるから、それは有り得るし、怖いよ。

もう一つの可能性は・・・
二人の覚悟が、違って、
むしろ二枚の方が死ぬ気だったら・・・。
その覚悟の表情だったなら・・・。

どっちにしろ、「ハッピーエンド」なんて、そんなおためごかしの、ご都合主義的な展開を、もう僕らは望んでいない。
この瞬間が、「永遠」、それ以上にかけがえのない時間だってわかってしまった。だからこそ、物語は終わりに向かっていくんだ。

最終回なんて、おわりなんて悲しいけど、来てほしくないけど、でも、やっぱりそれが来なくちゃ、物語は耀(かがや)かないんだ)

・・・わかッてんじゃねーか・・・。




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