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とりあえず読んでみて

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とりあえずおすすめです。読むと運気が上がります。
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#エッセイ

心の傷にもちゃんと、かさぶたはやって来るのだろうか?

むかし、今よりずっとおてんばだった私は、身体のあちこちに傷を作っていた。特に多かったのが…

ちいかま
4年前
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涙はいつでも、メントスコーラ。

本を読む手が止まった。 「初めて、嬉しくて泣いた日のようなーーー」という文章から、前に進…

ちいかま
3年前
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南イタリア、おばあちゃんのトッポギ

お肉を焼いている。 国産と書かれた牛肉をごま油で少し炒め、そこに玉ねぎやらタケノコやらを…

ちいかま
3年前
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コートのポッケにある、小さな穴。

お気に入りのコートがある。絵本に出てくる画家さんが着ているような、Aラインのシルエットが…

ちいかま
3年前
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どうしていつも、春に着ていく服が無いのだろう。

春はいつだって気まぐれに訪れる。 昨日はしとしとと静かに雨を降らせていたかと思えば、今日…

ちいかま
3年前
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幸せが一秒でも続くよう、熱々のお湯を沸かす。

最近、嬉しいことがあった。 普段なら誰でもいいから伝えたくてTwitterに書き込んだり、ある…

ちいかま
3年前
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そんなに懐かしくない、中学2年で14歳だった日々。

主題歌がクリープハイプと聞いて、映画『14歳の栞』を観てきた。SNSでバズっていた広告も「観なきゃ」と思わせる原因の一つだった。 鑑賞後、SNSに転がっている様々な意見を拾い集めてみたけど、その賞賛の多さにびっくりしてしまった。 正直に言うなら「ああ、宣伝が良い映画だったな」と。観賞後の私はSNSで見たような「最高!」「もうずっとドキドキする!」「叫びたくなった!」などの奮い立つ感想は抱かなかった。 冷めているのかな、とも思ったけれど、たぶん理由は別にある。それは私が「

いつどこで、誰に会ってもいいように。

アカウントを変えたり、メディアを変えたりとしながらも、なんだかんだで長いこと文章を書いて…

ちいかま
3年前
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