ちいかま

ちょっと生きにくいから、エッセイ書いてます。

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元カレに見られたら嫌だなって思う記事、詰め込んでます。 【お焚き上げ】断捨離エッセイです。供養してバイバイ。 【ほっともっとの恋人】良質な恋愛小説をお探しの方におすすめです。

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マガジン

  • 食べるエッセイ集

    食に関するエッセイをまとめました。お腹が空くのは生きてる証拠。

  • 双極性障害について、考える。

    双極性障害である経験を通して、心と身体のセルフケアについて考えます。誰かの支えになれば幸いです。

  • とりあえず読んでみて

    とりあえずおすすめです。読むと運気が上がります。

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  • 固定された記事

コピーライターに憧れたら、オーバードーズさせられちゃった。

小さい頃から言葉が好きだった。 読み書きが早く、3歳の頃には文章を書いていた。 家族に手紙を書いたり、小さな物語を作ったり。小学校では国語の時間が大好き、中学では毎日のようにブログを更新、高校ではTwitterという最強のポエマーツールを手に入れた。 言葉と向き合うことは、私にとって「生きること」とほとんど同じだった。 大学に入り、ひょんなことから「コピーライティング」の講義を履修することになる。非常勤講師を勤める現役コピーライターによるもので、講義のテーマは毎回「キ

    • 良い文章とは、納得できる文章だと思う。

      わたしは今、物書きとして生計を立てている。 主にやっていることはライターと編集長。企業が運営する「オウンドメディア」と呼ばれるホームページに、記事を載っけるお仕事。だいたいSEO記事を書いている。 みんなが普段気になること、たとえば「食パンマン 何枚切り」みたいに検索すると、検索結果として、記事がぶわぁぁぁと一覧で表示されるはず。その記事を書いている。(食パンマンに関する記事は書いてないよ) 記事を書くこともあれば、記事の構成を書いて、ライターさんに依頼をすることもある

      • お焚き上げ02|ワークマンの登山パンツ

        ものが捨てられない。 ええい!断捨離したい!物を手放したい! だから決めました。 いつまでも手放せない洋服、雑貨、本、スマホの中の写真、無くならないハンドクリーム。 エッセイにして、供養します。 お焚き上げエッセイ、始めます。今までありがとう。どうか安らかに。 本日のお焚き上げはこちら、ワークマンの登山パンツ。 ワークマンのプライベートブランドで有名なField Coreシリーズのパンツ。 とっても履きやすいのよ。 からし色なのも気に入っている。でもね、履かなくな

        • 愛するということは、相手の言葉がわかるということ。

          チケットのご用意ができました。 と書かれたメールを、危うく、見落とすところだった。来年のゴールデンウィーク、私はこの世で最も神聖な歌姫のコンサートに行けることになった。 いつか行きたいと思っていた、MISIAのコンサート。 有名な曲がいくつもあって、聴いたことがある人も多いと思う。私がMISIAを好きになったのは、奇しくも中国の歌番組がきっかけ。 私は中国のバラエティ番組が好きで、MangoTVをよく観る。その中で「お!」とハマったのが「歌手」という番組。「ge sh

        • 固定された記事

        コピーライターに憧れたら、オーバードーズさせられちゃった。

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        • 食べるエッセイ集
          3本
        • 双極性障害について、考える。
          5本
        • とりあえず読んでみて
          9本

        メンバー特典記事

          お焚き上げ02|ワークマンの登山パンツ

          ものが捨てられない。 ええい!断捨離したい!物を手放したい! だから決めました。 いつまでも手放せない洋服、雑貨、本、スマホの中の写真、無くならないハンドクリーム。 エッセイにして、供養します。 お焚き上げエッセイ、始めます。今までありがとう。どうか安らかに。 本日のお焚き上げはこちら、ワークマンの登山パンツ。 ワークマンのプライベートブランドで有名なField Coreシリーズのパンツ。 とっても履きやすいのよ。 からし色なのも気に入っている。でもね、履かなくな

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          お焚き上げ01|パパ活でもらったパーカー

          ものが捨てられない。 いつか着るだろうと思ってクローゼットにしまってある、可愛い黒のワンピース。いつ着るんだろう。 洗濯から帰ってきたばかりのユニクロのスウェットを着て、夜には洗濯機に放り込む。昨日と同じパジャマに袖を通す。 ええい!断捨離したい!物を手放したい! 訳あって夜逃げをした私は、ちょっとの期間、スーツケースひとつで暮らしていたことがあった。 真っ白のスーツケースに、お靴下と、パンツと、スウェットと、ちょっとキレイめなパンツと(こっちは下着じゃないよ)、寒

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          希死念慮のチーズトースト

          昨日はひたすら「やる気」を探していた。 引き出しとか、お布団の中とか、お茶碗の下とかいろいろ探したけれど、どこにもなくて。 もういっか、と思った途端、隠れていたやる気は「絶望」に姿を変えて、襲いかかってきた。 絶望の形に姿を変えた「やる気」は、私を殴るし蹴る。痛くて耐えられなかった。死んでしまおうかと思って、窓を開ける。風が冷たい。 死を意識したらふと、仲のいい顔が浮かんできた。久しく連絡をしていなかった友人に、ひとりずつ連絡をする。夜中だ。返事があるわけもない。

          希死念慮のチーズトースト

          秋が来て寂しくない人なんて、いるの?

          朝からすっごいやる気がない。 知らない人「やる気ってのは元々存在しなくて〜、行動を起こすことがにゃんたらかんたら」 ええい!うるさいうるさいうるさい! やる気が!とにかく!見つからないんだ!! To do listはいつまでも減らないし、読もうと思って側に置いている太宰治の『斜陽』は1ページも進まない。お母さまは永遠にスウプをひと匙おすくいになっては、幽かな叫び声を上げ続けている。 秋が深まり出した頃に太宰の『斜陽』を読むことは、心の衣替えだと思っていて、毎年欠かさず

          秋が来て寂しくない人なんて、いるの?

          拝啓15の私。2024年では、indigo la End がクリープハイプをカバーしています。

          Xのタイムラインに流れてきた、「イト」の二文字。 私の中で「イト」と言えばクリープハイプだ。社会人1年目で観た映画の主題歌だったから、2017年かそれくらい。そのイトがなんで今になって? 疑惑の「イト」は誰かがシェアしたSpotifyで、ポップなイラストが添えられていた。 リンクをタップして、Spotifyのアプリに移る。流れてきたのはUNISON SQUARE GARDEN のお馴染みナンバー「シュガーソングとビターステップ」のイントロ。 ツタツッタと刻まれるドラム

          拝啓15の私。2024年では、indigo la End がクリープハイプをカバーしています。

          7月4日木曜日 ちいかま独立記念日

          毎日の日記を上げていくなど、とてもつまらないことを始めました。つまらなすぎて、手土産にもってこいです。つまらないものですが、とか言って、どうぞ恋人のご両親にお渡しください。 目が覚めて真っ先に思いました。 今日は独立記念日だ。 ちいかま、生粋の日本人です。生まれも育ちも日本です。両親だって日本人です。(南の血がつよいけれど) アメリカにゆかりでもあるの?と思われた方、いいえ、ありません。1ミリもありません。遠い昔、日帰りでシアトルに行ったくらいです。日帰りでシアトルと

          7月4日木曜日 ちいかま独立記念日

          しりとりが繋いでいくもの

          昨日の夜、交差点で信号が赤から青に変わるのを待っていたら、遠くから手を繋いだ親子が歩いてきた。 真ん中を歩くのは3歳くらいの男の子で、右手をお母さんに、左手をお父さんに繋がれ、地面を少しだけ浮いたように歩いている。絵に描いたような親子だ。 親子はそのまま近づいてきて、横断歩道の手前で待っている私のすぐ後ろに来た。楽しそうな声が耳に飛び込んできた。 ス・タ・ン・プ! 男の子は「スタンプ」の「プ」に音符マークでもつけたように、語尾を跳ねながらそう言った。 スタンプ?何か

          しりとりが繋いでいくもの

          あなたの好きが、私の好きとおんなじでありますように。

          好きには、いろんな好きがある。 友達に対する「好き」もあれば、親に対する「好き」もある。兄弟に対する「好き」とパートナーに対する「好き」はやっぱり違うし、何度も観てしまう映画の「好き」もちょっと違う。 人間関係が続いていくなかで、ときどき自分の「好き」と相手の「好き」が異なることに気づく。けれども、がんばって擦り合わせようとすればするほど、お互いの「好き」はどんどん違う方へと向かってしまう。 最初から合ってる人もいれば、最初は合っていたのにどんどん合わなくなる人もいる。

          あなたの好きが、私の好きとおんなじでありますように。

          やさしさは、クッキーの型をぽこんぽこんと抜くように。

          やさしさには形がある。 ある人のそれは△だったり、ある人のは○だったり。ほかにも☆や♡、□など様々な形がある。 受け取る側はやさしさの「型」を持っている。その型も同じく人それぞれで、△や○、☆に♡、□などの形がある。 誰かに「やさしさ」をもらった時、その型にピッタリ当てはまると、信じられないくらい、穏やかで、幸福で、あたたかい気持ちになる。 もちろん「やさしさ」である以上、どんな「やさしさ」も間違っていない。 ただ、やさしさを「渡す側」と「受け取る側」の「型」が一致

          やさしさは、クッキーの型をぽこんぽこんと抜くように。

          焼き芋が食べたくて、焚き火する。

          焼き芋を食べたくなったので、キャンプ場に向かった。薪も十分にある。針葉樹も広葉樹もばっちり揃えた。 午前中は太陽が顔をのぞかせていたのでポカポカと気持ちよかったけれど、それでも気温は10度を下回っていて、本格的な冬の匂い。 紅葉はすっかり過ぎ、足元には落ち葉の絨毯が広がっている。上を歩くたび、かしゃかしゃと心地よい音がする。 焚き火台を広げる。買ってきた薪を斧で半分に割る。薪には「カシ」と書いてある。 針葉樹の場合、半分の半分になったら斧をナイフに持ち替える。手頃な薪

          焼き芋が食べたくて、焚き火する。

          「ファンファーレ、ください。ホットで」

          お昼ご飯は豪快に、つけ麺を食べた。 連れが「つけ麺を食べたい」と言ったので「いいよ」と答えたものの、私はつけ麺をそんなに食べたことがなかったみたい。 カウンターに出された麺とスープが別々になっているものを目の前に「これ、どうやって食べるんですか」と聞いてしまった。麺をつけ汁につけて食べるらしい。なるほど、道理で。 つけ麺はコッテリでグッときた。美味しかった。本当はビールも頼みたかったけれど、早々にお腹がいっぱいになっていたので、頼まなくてよかったとも思った。はち切れんば

          「ファンファーレ、ください。ホットで」

          iPhoneを解約してガラケーにした

          今年の夏、ケータイを手放した。 まあ厳密に言うのなら、持っているのはiPhoneだったので「スマホを手放した」と言うべきなのかもしれない。 けれど私は、初めて買ってもらった携帯電話が世代的にガラケーなので、今でも、スマホであれ何であれ、持ち歩く電話のことを「ケータイ」と思わずにはいられない。 とにかく、ケータイを手放したのだ。 今まで契約していたキャリアの店に向かい「解約したいのですが」と伝えると、すんなり手続きが進んで、あれよあれよと契約終了になった。 残りの機種

          iPhoneを解約してガラケーにした

          ズボラさんの手しごと帖|アルプス乙女のコンポート

          先日買ったアルプス乙女。美味しかったけれども、旬ではないのでやっぱりそのまま食べるにはちょっと物足りないな…と思い、コンポートにしてみました。 覚えやすい材料で作ってみました。ズボラさん向けです。簡単です。 他の方が公開されているレシピを拝見したところ、砂糖→150gとする方が多かったです。 砂糖150gで作ろうと思ったのですが、水と白ワインの100という数字に気を取られ、砂糖も100gになってしまいました。ズボラですみません。 白ワインは開けているものがなく、代わり

          ズボラさんの手しごと帖|アルプス乙女のコンポート