妊活・不妊治療からの妊娠

わたしが結婚したのは30歳の時でした。

今までずっとフリーターで、20代の頃はまさか自分が結婚する人生を送るなんて思ってもいなかったし、先の人生なんて全く考えていなかったので貯金なんてほとんどゼロ💸

夫は正社員でしたが年下ということもあり、経済的には2人で生活していくので精一杯。

なので結婚したばかりの頃は、子供をすぐに作るという選択肢はなく2年ほどは避妊していました。

ただ、わたしの年齢が30歳半ばになることを考えると、やっぱり早めに妊活した方が良いのかなという気持ちもあったので、結婚して2年経ち、その間に夫が転職して環境が少し変わったのを境に、自己流妊活を始めました。

わたしの生理周期は基本的にはたいだい同じ周期で来ていて、若い頃から生理痛もほとんどありませんでした。

そんなわたしが最初に始めたのは基礎体温を測ること。

正直毎朝基礎体温を測るのはかなりストレスでしたね。
朝が弱いわたしはそもそも毎日同じ時間に起きること自体が苦痛💧

なのであんまりガチガチにルールは決めず、とりあえず最初に目覚めた時に測るようにしていました😅

最初は基礎体温を測り自己流でのタイミング法を頑張ってました。

でもわたしの基礎体温的に、一応高温期にはなるんですが低温期から高温期の移行期間が長く、排卵日の予測が難しかったです。

自己流妊活始めた頃の基礎体温

移行期間が長いせいか高温期も短め。
もはやどこから高温期なのか分からない。

自己流妊活は8ヶ月くらいしてましたが、その間に化学流産が1度ありました。

妊活始めて5ヶ月目くらいだったので、妊娠検査薬で陽性反応が出た時はとっても嬉しかった分、ショックもかなり大きかったです。

1年妊活して妊娠しなかったら、クリニックに行った方が良いんだろうなとは思っていましたが、今までわたしは婦人系のトラブルがなかったので「婦人科」に行ったこともなく、行くこと自体かなりハードルが高く感じていました。

そんなわたしが初めて産婦人科へ行ったのは、妊活中に「陰部の異常な痒み」が出た時でした。

夜中に目覚めるほどの痒みが続いたので、さすがに耐えきれずにクリニックへ。

その時に行ったのが、産婦人科であり不妊治療も行っているクリニックだったのがきっかけで、そこから不妊治療を始めることになりました。

ちなみに陰部の痒みは、「ただのかぶれ」と診断され塗り薬を処方されました😅

痒みで初めて産婦人科で内診してもらった時に、「子宮内膜症」「チョコレート嚢胞」だと医師にさらりと言われました。

左の卵巣が5㎝に腫れていると言われ、青天の霹靂。笑

のちのち調べると子宮内膜症の人は生理痛が酷い人が多いみたいなので、今まで生理痛など感じてなかった自分がまさかという感じでした。

「子宮内膜症だからもしかしたら妊娠しずらいかもね」なんてさらりと医師に言われましたが、正直ショックはあまりなく、それよりも「だから妊活してるのに妊娠しないのか〜」と、自己流妊活で妊娠しない理由が分かった気がして少しスッキリしていました😂

そこから同じ病院で不妊治療を始め、1〜2ヶ月で初期検査を一通り済ませました。

血液検査でのホルモン数値的には異常もなく、これといって不妊の原因というものは見つからず。

(といっても不妊の原因ははっきり分からない人の方が断然に多いらしい)

チョコレート嚢胞があるため、卵管が通ってないんじゃないかと個人的には思ってましたが、卵管造影検査でも左右両方の卵管通っていました。

唯一問題があったのはフーナーテストで精子の数が0だと言われたこと。

この時はかなりショックでしたね。
先生にすぐに夫の精液検査を勧められました。

そして精液検査の結果は、「すごく悪いわけじゃないけど良くもない」という結果でした。

精液量・精子濃度・運動率などが低めでしたが先生的には「妊娠できないような数値ではない」と言われました。

精液検査も日によっても変わるからと言われ、2回目の精液検査もしてもらうことに。

2回目は前回より全体的に数値が改善していましたが、運動率は平均より低かったです。

この結果からタイミング法ではなく、人工授精を勧められクリニックに通い始めて3周期目に始めて人工授精をしました。

2023年8月からクリニックに通い始めて、10月に初めての人工授精。

それまでは初期検査をしながら、クリニックで排卵日を予測してもらいながらのタイミング法を行っていました。

クリニックでのタイミング法は先生が排卵予測してくれて、排卵済みかも確認してもらえるので気持ち的にもかなり楽でした。

自己流のタイミング法は結局排卵したのかも分からないの、でいつまでタイミングを取ればいいのか分からず、体力的にも辛かったです😅

しかし初めての人工授精でわたしの排卵日は予定よりもかなり遅れてしまい、結果的には1回目の人工授精はムダに終わりました💧

初めて人工授精した時の基礎体温

卵胞チェックで排卵しそうな日(黄色線)を予測して人工授精しましたが、基礎体温的にも体温が上がらず結局人工授精の3日後くらい(ピンク線)に排卵したと思われます。

人間の身体って本当に難しい。

そして次も引き続き人工授精の予定で進めていましたが、なんと次は卵胞チェックのためにクリニックへ行った時にはもう既に排卵済み。

人工授精をするまでもなく終わってしまったのでした。

その周期はもうどうすることも出来ないので、仕方なく諦めていたところ、とんでもない奇跡が。

というのもこの既に排卵済みで人工授精が出来なかった周期も、一応勝手にタイミングは取っていたのですが、この周期でなんと自然妊娠することが出来たのです

(もともと少しでも確率を上げられるならと思い、人工授精日以外にもタイミングは取るようにしていました。)

妊娠した時の基礎体温

前回人工授精のタイミングが合わなかった時の排卵はD17頃で、妊娠した時の排卵はだいたいD12頃。

この周期、卵胞チェックへ行ったのがD13で先生には育っている卵胞がないと言われ、ただ育ってないだけなのか排卵済みなのかは分からないと言われていたのですが、基礎体温的にも排卵済みだったんだなと思います。

正直最初は信じられなかったし、化学流産の経験もあったので安易に喜ぶこともできませんでした。

ただ、妊娠すると本当に基礎体温って高温期が持続するんだなと感動していました😂

わたしの基礎体温は高温期への移行期間が長いので、高温期自体がいつも短かったのと、体温も全体的に低めで高温期でも36.5℃を超えないことも多かったのですが、妊娠した時は基本的には36.5℃を超えていたし、高い時は37℃近いことも。

人間の身体ってすごい。

こうしてわたしは自己流妊活を初めて約1年、不妊治療のクリニックへ通い始めて約4ヶ月で妊娠することが出来ました。


正直体外受精などをされている方たちもいる中で、わたしのような場合を不妊治療と言って良いのか分かりません。

ただ卵管造影検査後、2周期目で妊娠できたのでクリニックへ通い始めたことはムダではなかったのかなと思います。

卵管造影検査後は卵管が綺麗になって通りやすくなるため、検査後半年ほどは妊娠しやすくなるらしいです(ゴールデン期間)

(卵管造影検査はトラウマレベルでもう2度とやりたくない検査)

こうして無事に妊娠することができたわたしですが、妊活ってゴールは妊娠することじゃないんですよね。

妊活中はとりあえず妊娠できれば!という思いだったけど、全然そうじゃなかった。

わたしの考えは甘かった。まだまだ不安との戦いばかり。

もはやゴールって何?どうなったらゴールなの?

何がゴールなのかも今は分からないし、正解も何もないし、ただただこの先に起こり得ることに対してどうして行くのかを考え続けるしかない。

マタニティライフは思っていたのと全然違いました。

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