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06 小春日和日記

12月6日(日)

 今日は天気がいい。
 起き抜けのカーテン越しの外の光は弱っちくて、あぁ今日は曇りだなと思っていたけど、朝ごはんを食べて出かけようとしたら明るい光が差してきた。
 昨日の雨からぐっと気温は下がってきている気がする。空気はピンと冷たいけど風もなく穏やかで日差しは暖かい。
 こういう気候が冬晴れなのかなと思って調べてみたら、季語では「冬晴れ」は厳寒の合間の穏やかな晴れの日を指し、初冬の暖かく穏やかな日だと「小春日和」らしい。調子に乗って「小春日和日記」とタイトルを付けたら、中身はともかく響きだけは平安時代あたりに書かれた日記みたいになったので気に入った。
 寒いのは苦手だけど、冬らしい天候や冬の寒さ、その寒さの合間を表す言葉の存在を知ると、寒さも少しだけ親しみを感じられるような気がする。


* 私の、私による、私のためのアドベントカレンダーのつもりで、25日間更新してみます。たぶん。


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