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メンヘラ理系男子が見た、瞑想の世界

少し前に、他の方のXのスペースでご一緒したやっちーさんの著書だ。
やっちーさんとは少しお話しただけだった。
なので、彼が私のことを覚えているかどうかは??だが、それはどうでもいい事。その時のスペースで本の話をしていた。ちょうど1年だねとか。。。
へ~~本を出したんだ~~くらいで聞いていた。
やっちーさんの固定ポストを見てみた。

なんとも衝撃的なイラスト、筆文字のアート。
そして、瞑想の世界というのに惹かれた。
正直、メンヘラ理系男子についてはあまり関心はなかった。。。

アマゾンも覗いてみた。

Kindle版で470円。
ふ~~~んとこの時はまだポチッとしなかった。

瞑想。。。ずいぶん昔に日常的に行っていた。
今でも、ふと気持ちを落ち着けたいときとかに軽く行っている。
ほんとに軽く。軽くしか出来ないというのが正しいかな。
昔のように深い瞑想をまたしたいと思い始めていた。

そのやっちーさんがシンガポールに出張した。
お薬がどうのこうのとポストされていた。ああ、大変だな~と見てた。
目にするということは、何か気になっているのよね。
そうだ、本を出してるんだったな~~アマゾンのポイントもあるし。。。
Kindle版なのでポチッとすればすぐ読める。

ポチっとな。。。

読み出した。
30ページくらいまでは一気に読んだのだがページが進まなくなった。
病気の話が、読んでいて辛くなってきてしまったのだ。
う~~~~~ん。瞑想のとこだけ読もう。。。
飛ばして読んだが頭に入ってこないので読むのをやめた。

今日、再び本を開いて「10年後の君へ」から読み始めた。
初版から8年が経っていたんだ。なるほど。。。
妙に納得して読み進めた。先日読んだとこからの間は飛んでいる。。。
なるほど。。。なるほど。。。何がなるほどよ(笑)
最後まで読み進むと出版に際してのプロジェクトの紹介があった。
著者のやっちーさん以外に数人の方がチームとして出版に携わっていた。
このことも、とても興味深いことだな~と思った。

そして、また本編を読み直した。
社会に出てすぐに双極性障害(躁うつ病)という病に冒されながらも、必死に立ち向かう姿が書かれている。闘病記と、どのように克服したのか、瞑想や仏教との関わりが書かれている。
好きなバイクに救われたり、逆にバイクにのめり込むという現象に陥ったりと波乱は続く。大変だろうなと想像すらできない過酷な日々。その中で、ご結婚もし、お子様にも授かっている。
仕事にも復帰されているが、その裏での果てしない努力がある。
一言で言ってしまうのは本当に申し訳ない。内容はかなりハードなもので軽率な言葉で綴りたくない気もする。
精神的な疾患やセンシティブな案件に関しては、当事者でない限り、他人が多くを語るのはNGだと思っているからだ。
現代、心の病を抱えている人があまりにも多いように思う。わたし自身も、もしかしたら診断されていないだけで何かしらの障害があるのかもしれない。誰もが紙一重のように思ったりもする。
仏教についても書かれている。深く知らなくてもこの本に要約されている内容だけでも充分意識の変化につながると思う。

今、何かに悩んでいる人、迷っている人へお勧めしたい一冊だ。病気であるとかそうでないとか、関係なく誰しもに当てはまると思う。
怪しいスピリチュアルの世界や啓発系の本を手に取るよりも、生きていくヒントになるのではないかなと思う。
「ありのままを受け入れる」「エゴを手放す」「すきなようにする」
そんな単純な事では、何も変わらない現実があるのだ。壊れるほどの極限に達して初めて気づき、何かが変わるんだな。

瞑想というと何か難しいもののように思われるが、改まって、かしこまってするものでもなく、ふと何も考えていない状況というのがあるものだ。そんなリラックスできる状況を意図的に、効率的に作り出そうということだ。
こうしなければ、ああしなければという概念を捨ててみたら意外と楽にできるものかもしれない。
また、わたしも真剣に瞑想に取り組んでみたいと思っている。
深く心地よい瞑想ができそうな気がしてきた。

本の中でわたしが気になった部分を引用させていただく。

「現代人は言語に汚染されすぎている」ということもまた瞑想を通じてえた僕の気づきだ。

瞑想は言語的思考を止める技術だ。

あなたが知性のある人間として「答えのない問い」を追い求める場合、その答えが言語化できるとは、必ずしも限らない。

人は瞑想を通じて言語以外にも大切な物があることに気づく。五感や直感だ。

言葉は麻薬だ。言葉に踊らされないため僕は今後も修行する。それはより複雑な世界に立ち向かうためだ。

メンヘラ理系男子が見た、瞑想の世界より


AIがこの世を占拠する未来がいずれ訪れるのではないかと思う。
人類が人類として生き残る術は、頭でっかちになった知識や知能ではなく、人類が忘れてしまった本能にも近い五感や直感を、もう一度磨くことではないか?
常々思っていたところに出会った一冊がわたしの思いを代弁してくれた。
理系男子もそう言ってるのだからきっとそうでしょう。

やっちーさんとは、まだちゃんとお話したことがないので
近い内にお話できたら良いなと思う。きっと叶うでしょう(^^)

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