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【器の修繕、金継ぎ】図師千穂
2023年12月22日 08:13
修繕をしていて、形も年代も傷も、まったく同じ、というものは、これまでありません。 また、その直し手が、器や傷にどんな印象を持ち、どんな風に直すか、どんな線を描き、どんなボリュームで塗り、仕上げの微細な調整はどうするのか。直し手の違いによっても、まったく同じ修繕の器というのは、世界中にひとつも存在しません。 たとえばすぐに買い直せる規格品のマグカップが、傷を得て、それに修繕が加えられたこ