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【器の修繕、金継ぎ】図師千穂
2024年1月27日 21:59
金継ぎはもともと、大名が拝領するような、高価な器を修繕するためのものでした。たとえば江戸時代、長屋住まいの庶民は、金継ぎでなく、釉薬で割れ目を埋めて、再度低温で焼く、「焼継ぎ」という修繕方法が主だったようです。 なので、金継ぎは、漆芸の技術を持った、特に蒔絵師が副業で行っていたもので、「蒔絵」の技術を施して、陶磁器を修繕します。 漆芸自体は、奈良時代頃、中国大陸から伝わった痕跡が残って