海外転職とフィナンシャルプランニング
約20年日本企業勤め一本だった私。
オールドファッションな田舎に育ったこともあり
ずーっと前から
雇ってもらえるところで働く、
お給料は頂ける金額を頂く、という考え方だった。
そんな私が
海外転職を志してから困ったのは、面接で聞かれる
「希望年収は?」
という質問。
外資系、海外企業では当たり前のこの質問も、給与レンジが決まっている日本企業一筋の私には中々ハードルが高かった。
Glassdoorで、地域、職種の給与を参考にしながらそれらしい数字は出せた。
でも待って!
本当にこれでいいの?
税制も社会保障制度も違う外国で家族養っていくのに大丈夫?
そんな不安を持つようになったのだ。
転職したはいいけど、こんなはずじゃなかったはできるだけ避けたいし。。。
マネーリテラシー
転職活動を始める少し前から、縁あって初心者向けマネーリテラシー講座を受けていた。
バブルで株式投資で損した父親を見ていたので怖くて投資ができなかったのだが、雀の涙ほどの金利で銀行に預けておくだけがいいとも思えず
お金を何とかしたい、と思ったのがきっかけだった。
その中で、株の歴史、しくみの次にやったのは、
自分に必要なお金はいくらか?
だった
今まで「もらえる金額に見合う生活をする」、
という考え方だった私には
目から鱗。
でも面白そうなのでやってみた。
自分のビジョンとそれを実現するための報酬
そこでやったことは
自分のビジョン、希望する生き方と予想しうることを今、将来について考え、それに必要な金額を把握していく。
X年後には子供は高校に入るから学費上がる、とか、
このあたりで定年退職になるから収入は減る、などの
フィナンシャルプランニング。
今まで頭でなんとなく考えてみたことはあったが、実際目の前に数字を並べていくと全然違う。
私の場合丁度海外移住、転職を考え始めた時期で、海外に住む場合の税金、社会保険料等、考慮に入れながら、収入と支出を考えていった。
このぐらいの給料があれば間に合いそう、、という試算ができた。
この金額のお給料もらえればこんな感じの生活できる!が見えた。
それだけでなく
逆にこの金額でやっていくにはどうすればいい?というシミュレーションもできるようになった。
それを基に「転職するなら、希望年収はXXX」という論理的な数字を掴むことができたのだ。
お金の不安解消が転職活動の強い味方
夢の生活をする為の金額が自分の価値とは限らない。
とはいえ、
税金、社会保障を含めた自分の生活コストはどのぐらい?
その上で目指す生活をすればどのぐらいのお金が必要なのか?
それを稼ぐ、お金に働いてもらうとしたらどのぐらい投資に回したらいい?
というような今から将来にかけての私のお金のロードマップができたことで
漠然と思っていた将来のお金の不安はだいぶ解消された。
私の場合、流石に駐在同様の生活はできないが
家賃や旅行を節約すれば、Glassdoorで見た相場でも何とかやっていけることが分かった。
「これなら何とかなりそう」
と転職活動も段々自信をもって進めることができたのだ。
そしてシミュレーション方法を学んだことでこの求人のこのオファーだとどうなる?という逆算もできた。
これは転職して大丈夫かな、と思っていた私にとってお金の不安を解消してくれた強い味方だったし、
これからもずっと支えてくれる財産みたいなものだと思う。
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人生の転機
転機は大体お金の流れを伴ったことが多い。一人なら何とかなるかもしれないが、家族がいて、養ってたりすると
「家族を路頭に迷わせられない」
と思い、変化を躊躇いがち。
だからこそ、綿密な情報収集とお金のプロのアドバイスに基づくシミュレーションは本当に心強い味方。
お金の不安を味方に変えて一歩踏み出せる方が増えることを願って。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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