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バレエの記録:ウィーン国立バレエ《いばら姫(眠りの森の美女)》(2022年12月29日)


12月29日、ウィーン国立バレエのチャイコフスキー作曲《いばら姫》(眠りの
森の美女)を観ました。
振り付けは同バレエの芸術監督マーティン・シュレップァー。
今回のウィーン行きはこれが目当てでした。

バレエも上演されるウィーン国立オペラ。


劇場の壁に掛けられたポスター。

ここが出演者・関係者入口。

壁の内側。ここでも甘い誘惑には勝てません。

劇場内の壁と階段。

一階客席平土間からロージェを見たところ。

プログラム。


プログラム中の写真。
左ページの王様の役は木本全優(第一ソリスト)。
今回の制作で目立ったのは、王と王妃夫妻の存在です。

右ページ、紫の衣裳はカラボス。
ただカラボスはリラの精と『メダルの両面』。


左ページの森の精(森の女)は加藤優子。
踊りもそうですが、素晴らしい存在感です。

右ページ、デジレ王子はリラの精に導かれてオーロラ姫の元に向かいます。

このシーンにはジャチント・シェルシ(1905〜1988)の作品が使われていました(録音)。
私自身はこのシーンがとても素晴らしいと思いました。
王子の神秘的な出現の仕方、森の住人たちとの交感、そしてオーロラ姫の元に誘われる。

オーロラ姫が眠りについてから100年が経っています。

ここで私は、ワーグナー《パルジファル》の「ここでは時間が空間になる」というテキストを想い出しました。

マーティン・シュレップァーの音楽に対する感性と表現力は他と比較できない唯一無二だと思います。
彼はマーラー《交響曲第7番》など絶対音楽の振り付けに大きな業績を残していますが、ストーリー・バレエの振り付けは《白鳥の湖》に続いて、今回が二作目でした。

シュレップァーは第一幕の《バラのアダージョ》と第三幕結婚式の2人のグラン・
パ・ド・ドゥについては、「これほど完璧で内容が充実し、象徴的な振り付けは素晴らしい業績だ」として、プティパの振り付けをそのまま採用しています。

結婚式では現代的な衣裳になっています。
右ページ、王と王妃は永遠の眠りにつきます。
2人の間に立つのは加藤優子(森の精)。

カーテンコール。

《眠りの森の美女》は絢爛豪華な作品です。
公演にあたって、特に衣裳係は大変だと思うのですが・・・
私は平土間5列目で観ていたので良く見えたのですが、きちんとアイロンがかかっていない、中途半端と思われる(子供の1人のスカートがない)部分が気になりました。

FOTO:©️Kishi





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