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Münchner Philharmoniker 27.04.23 コンサートの記録:ミュンヘン・フィル(4月27日、イザールフィルハーモニー)
4月27日、ミュンヘンのイザールフィルハルモニーでミュンヘン・フィルのコンサートを聴きました。
3月26日に夏時間になったこともあるのですが、ずいぶん日が長くなりました。
これはイザールフィルハルモニーの前、19時30分頃です。
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でもまだまだ寒く、コートが手離せません。
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プログラム。
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一風変わったプログラムのように思えます。
前半、ワーグナー《トリスタンとイゾルデ》前奏曲からR.シュトラウス《4つの最後の歌》、そして《トリスタンとイゾルデ》の〈愛の死〉まで切れ目なしの演奏です。
そして後半はバルトーク《管弦楽のための協奏曲》、通称『オケコン』。
政治的理由でハンガリーを逃れてアメリカに渡ったバルトークはアメリカで決して幸福だったわけではありません。経済的にも困窮し、健康状態も悪化していきました。
ボストン交響楽団の主席指揮者セルゲイ・クーゼヴィツキーと夫人に献呈されたこの作品は(世界初演1944年12月1日ボストン)、バルトークの命が燃え尽きる直前の大作です。
バルトークは1945年9月26日、ニューヨークで亡くなりました。享年64歳、白血病でした。
こういう背景を考えると、このプログラムをつなぐ糸は『死』です。
指揮のトーマス・グッガイスは23/24シーズンからフランクフルト・オペラの音楽総監督に就任します。
読響のシェフを務めるセバスティアン・ヴァイグレの後任です。
グッガイスは2018〜2020年、シュトゥットガルト・オペラのカペルマイスター、20年からはベルリン州立オペラのカペルマイスターを務めています。
『最優秀オペラハウス』の上位常連であるフランクフルト・オペラの音楽総監督を務めることは、素晴らしいキャリア・アップ、シューティング・スターの一人です。
歌手はリトアニア出身のアスミク・グリゴリアン、スター歌手の一人です。
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休憩時、賑わっています。マスクをしている人はほとんど見かけません。
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FOTO:©️Kishi
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