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コンサートと旅:リヒャルト・シュトラウス・ターゲ、《ナクソス島のアリアドネ》コンツェルタンテ上演、ガルミッシュ=パルテンキルヘン

6月1日〜11日のリヒャルト・シュトラウス・ターゲ、9日に行われたオペラ演奏会式上演《ナクソス島のアリアドネ》に行きました。

今年の総合プログラム。

《ナクソス島のアリアドネ》のページ。

上記右のページにツェルビネッタ役で福井友加里の名前が出ています。

ツェルビネッタの、あの長大で超至難なアリア、この作品中で最も有名なので知ってる人も多いと思います。
このオペラ、結構たくさんライブで観てきたと思いますが、これまで観た(聴いた)中で印象に残っているツェルビネッタは、

・エディタ・グルベローヴァ(90年代マンハイム・オペラ)
 準・メルクル指揮だったと思いますが、演出家は忘れました。

・ナタリー・デッセイ(2001年ザルツブルク・フェスティヴァル)
 ヨシ・ヴィーラーとセルジョ・モラビト演出

・ディアナ・ダムラウ(2008年バイエルン州立オペラ)
 ロバート・カーセン演出

中でもダムラウのツェルビネッタは素晴らしかった。
歌唱技術のみならず、ツェルビネッタを歌うにはコケットリーと機動性、運動能力が必要不可欠です。
加えてダムラウには、健康的な色気が備わっていて、とても魅力的です。
そしてツェルビネッタのハスッパさに嫌味がない。
これは努力して得られるものではない。天性のものなのでしょう。

ホール。

演奏が終わって。

福井さんには一際大きな拍手が贈られました。

ガルミッシュ=パルテンキルヘンはミュンヘンから車で小一時間、ウィンター・スポーツで有名です。ホテルやレストランも充実している国際的都市です。
冬季オリンピックが開かれたこともあり、そういえば数年前、また開催地として立候補するかどうかという住民投票を行いましたが、反対という結果が出ました。

夏も山歩きを楽しめる高級リゾート地で、ドイツ最高峰ツークシュピッツェへの玄関口でもあります。

またルートヴィヒ2世の城『リンダーホーフ城』への出発地です。

さらに近年のサミット会場として使われたエルマウ城も近くです。
以前、このホテルでお茶でもしようと思って立ち寄ったら、宿泊客のみと断られたことがあります。それだけ、外部の人が立ち寄れないし警備しやすいのでしょう。


FOTO:(c)Kishi

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