コンサートの記録:ライン・ドイツ・オペラ(デュッセルドルフとデュースブルク)研修生のマスター・クラスのコンサート(11月27日、デュッセルドルフのマックスハウス)


11月27日、ライン・ドイツ・オペラ研修生によるコンサートに行きました。
これは11月22日から5日間にわたって行われたリンダ・ワトソンのマスター・クラス参加者による発表会です。

リンダ・ワトソンは世界的なワーグナー・ソプラノです。アメリカ出身です。
世界中の有名歌劇場に出演しており、もちろんバイロイト・ワーグナー祭の常連でもあります。
ウィーン国立歌劇場は彼女に『宮廷歌手』の称号を贈っています。

若い歌手のために、このようなマスター・クラスは時々行われるのですが、コロナ禍でコンサートを行うことができずにいました。
今回は、レッスンの成果を聴衆を前にして披露できるので、歌手たちも、そしてファンも楽しみにしていました。

チケットは売り切れでした。

場所はデュッセルドルフ市内のマックスハウス。教会関係施設です。

プログラム。

今回のマスター・クラス参加者は5人。
研修生とはいえ、難関をくぐり、もうオペラに出演しています。
またコンクールの入賞歴も華やかな将来を嘱望される歌手たちです。

左から(ピアノを除いて)

サンダー・デ・ジョング(オランダ)
チョーロン・キム(韓国)
カルメン・アルターサ(スペイン)
エカテリーナ・アレクサンドローヴァ(ロシア)
ジェイク・マフェット(英国)


先生のワトソンを迎えて。真ん中の豹柄のジャケットです。

ドイツの歌劇場ですが、この中にドイツ人は1人もいません。
力のある人たちが世界中から集まります。
これがドイツの音楽シーンの豊穣さをもたらしている一つの理由だと思います。

それにしても研修生ですらAクラスの歌劇場に日本人がほぼいなくなったのは寂しい限りです。

FOTO:©️Kishi

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