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Gärtnerplatztheater 27.12.23 コンサートの記録:ゲルトナープラッツテアター、ヘンデル作曲オラトリオ《時と悟りの勝利》(12月27日)

ミュンヘンのゲルトナープラッツテアターでオラトリオ《時と悟りの勝利》を聴きました。
ヘンデルは1707年、わずか22歳の時に《時と悟りの勝利》を作曲しました。
ヘンデルはドイツで生まれましたが、イタリア滞在を経てその活動の舞台をロンドンに移しました。
ヘンデルはオペラのみならず、オラトリオも25を超える作品を残しました。
そして、ヘンデルは初めて英国にオラトリオを紹介したのですが、この功績は大きい。

さて、この《時と悟りの勝利》はその後英国で1737年と1757年に手を加えられ、《時と真理の勝利》とされています。

クリスマスに聴くヘンデルのオラトリオ作品としてはどうしても《メサイヤ》が定番ですが、今回は「違った作品を」ということになったそうです。


プログラム。

『悟り』の役は今回はアルトではなくカウンターテノールでした。

作品の中には後にオペラ《リナルド》の超有名なアリア〈私を泣かせて〉もあり、これは『快楽』が歌います。
このメロディーはしかしこれが初出ではなく、オペラ《アルミーラ》の中にもあります。

今年初夏、ヴェネチアで、勅使川原三郎がこの作品の演出をしました。
私は観なかったのですが、友人が観て絶賛していました。
そして、「こういうプロダクションをなぜ来日公演でやらないの?チケットは高いのに、有名劇場で、いつも似たような作品ばかり・・・」と興奮していたのですが、私に言われてもねぇ・・・

FOTO:(c)Kishi

以下は劇場提供の写真です。(c)Gabriela Neeb


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