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Münchner Philharmoniker 02.07.2023 コンサートの記録:アルティノグル指揮ミュンヘン・フィル、《カルミナ・ブラーナ》(ミュンヘン、イザールフィルハルモニー)

7月2日、ミュンヘン・フィルのイザールフィルハルモニーでのコンサートを聴きました。指揮はアラン・アルティノグル。

プログラム。

プログラムはカール・オルフ作曲《カルミナ・ブラーナ》。
この作品の冒頭〈フォルトゥナ、全世界の支配者!〉はよく知られています。
100以上のテレビや映画に使われています。
また、スポーツ競技での選手登場にもよく使われています。

作曲したオルフはミュンヘンで生まれ、亡くなりました(1895〜1982)。

1803年、バイエルンにある1000年の歴史を持つベネディクトボイレン修道院が世俗化することになりました。その折に修道院図書館に保管されていた歌の写本(1230年頃)が見つかりました。それはラテン語、中高ドイツ語、古フランス語で書かれていました。1847年、ドイツ文学者のヨハン・アンドレアス・シュメラーが編纂し出版しました。《カルミナ・ブラーナ》もシュメラーによるものです。「ボイラーの歌」、「ベネディクトボイエルンの歌」という意味です。

この日、テノール役の歌手がキャンセル、代役が登場しました。

ところが、第一部が終わり、第2部がなかなか始まりません。
指揮のアルティノグルが客席に振り向いて「テノールを待ってるんです」というと、客席からどっと笑い声が。
コーラスの一人がテノールを呼びにいきました。
通常はステージ・マネージャーが出を管理するのですが・・・
テノールは2階部分の右側で歌ったので、うっかり手が回らなかったのかもしれません。

シーズンの掉尾を飾るにふさわしい、大編成による「ご当地」大曲。
とても盛り上がりました。

FOTO:©️Kishi 

以下はミュンヘン・フィルから提供された写真です。©️Tobias Hase


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