ドイツ:メルケルのマスク、今日から受け取り可能


今日、12月15日から、60歳以上と該当基礎疾患のある人は、薬局で『FFP-2マスク』を1人につき3枚、無料で受け取ることができるようになりました。
1月にはさらに6枚受け取りが可能だそうです。

全国で2千7百万人が対象だそうです。

受け取りは本人ではなく代理人でも可能です。身分証明書の提示などが必要という情報もありますが、薬局の顧客カードに記載されている人は名前とサインだけでOKなど、場所によって多少の違いはあるようですが、いずれにしろ複雑な手続きはありません。

薬局はたくさんあるので、受取により郵便代もかかりません。

FFP-2マスクについては、この春、基準を満たしていない中国製の粗悪品などが高額で販売されたり、スキャンダルになっていましたが、今回配布されるマスクは大丈夫だろうとは思いますが・・・。

これが無料配布のマスクです。

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ドイツは明日から全土でハード・ロックダウンに入ります。

州により感染の違いが大きく、連邦制をとっているドイツは全国一律の制限がとても難しかったのですが、今回のメルケル首相と州首相の協議はわずか1時間、一律ハード・ロックダウンが決まりました(これまで7時間以上など長時間にわたる協議がほとんどでした)。

たとえば、ドイツ最北の州、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン州にあるシュレスヴィヒ=フレンスブルク地区では、ロックダウンの基準「人口10万人あたりの直近7日間の新規感染者数50人以上」が、『34,8』とロックダウンの必要がない地区です(ドイツ全体は今日現在173,7)。
ですが、移動と接触が最も感染を拡げる原因とされている中、クリスマスを前に、この地区の人々は「みんなが協力しなければ」と言っています。ベルリンやザクセン州(最も感染拡大している州)で頻発しているコロナ対策反対デモも、この地区では聞いたことがありません。

このニュースを見て、コロナ明けにはこの地区に旅行して、苦しい観光業界と飲食業界に少しでも貢献しようと思いました。

FOTO:Kishi


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