コンサートの記録:ミュンヘン・フィル(11月18日)
11月18日、ミュンヘンのイザールフィルハルモニーでミュンヘン・フィルのコンサートを聴きました。
プログラム。
指揮はナタリー・シュトゥッツマン、フランス人です。
歌手としての記憶が強かったのですが、近年は指揮者として注目されています。
彼女の先生は、あの有名な指導者ヨルマ・パヌラ。
今シーズンからはアメリカのアトランタ響主席指揮者に就任、2023年にはバイロイトの《タンホイザー》指揮でデビューします。バイロイトに登場する女性指揮者として2人目です。指揮者のシューティング・スターの一人です。
タイトルの写真にテレビ・カメラが見えますが、こちらは客席のテレビ・カメラ。
プログラムの表紙に映るろうそくでもわかりますが、11月20日の『死者の日曜日』を目前に控え、よく考え抜かれたコンサート・ドラマトゥルギーはもちろんですが、さすがに声の扱い方を熟知した指揮は見事でした。
前半が終わったところ。
しかし、それよりも感心したのはチャイコフスキー。
耳の肥えたミュンヘンの聴衆も大きな拍手を送り、大成功の同オーケストラ・デビュー指揮でした。
FOTO:©️Kishi
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