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【米国公認会計士のキャリアってどうなの?】

先日、米国公認会計士(USCPA)を勉強中の方から、取得後のキャリアについて、ご相談をいただきました。

私自身、同じ年齢の頃、悩み歩んできたことだったので、とっても嬉しかったです。

今回、そのお伝えした私の経験について、お話ししますね。


USCPAの資格って意味あるの?ってよく言われます。

私についていうと、USCPAの取得は、もともとファイナンス・経理がまったくの未経験だったため、キャリアステージを上げるのに、ディズニーランドの「ファストパス」をもっていたような感覚があります。

もともとキャリア志向というわけではなかったですが、CPAを持っていることで、比較的短い下積み期間で、ポテンシャルをかってもらえ、自分のチャレンジしたいことが、面白いように実現できました。

グローバル企業でのファイナンスキャリアを検討している方には、プラスでしかないと思います。

経理だと、旅費精算、買掛金、売掛金担当など、同じ仕事を変わらずにずっと担当していることがあります。

これらの多くは、海外などにアウトソーシングされているので、日本にポジション(役割)がなくなっている部分でもあるのですよね。

私は、マネジメント経験がなくても、営業交渉、
チームリーダー、プロジェクト、他部門との調整力
などが評価され、マネジャーとしての転職がかないました。

長年経理の仕事を積んでいることよりも、経理の基本に加え、 USCPAの資格、 マネジメント視点、英語力の寄与が大きかったと思います。

私のキャリアですが、Finance Controller(財務部長)になるまで、2年ごとに転職しながらキャリアアップしてきています。

☆ 貿易事務の経験のみで、外資ファイナンスに転職

☆ 小さな米系化学会社で、一人経理(スタッフコントローラー)

☆ 米系半導体装置会社でマネジャー 

☆ Fortune100の米多国籍企業のFinance Controller

外資は、Controller(部長)では、USCPA, MBA 必須もしくは 推奨とされているところも多いです。

将来そこまで目指すかどうか、わからない方も多いかもしれませんが、マネジャーでも推奨されてるところも多いです。

また、ファイナンスでのキャリアは、一般的に、経理(アカウンティング)、FP&A(Financial Planning &Analysis: 管理会計)があります。

私は、経理とFP&Aが特に分かれてない会社で、FP&Aをやり、グローバルに報告していました。

CFOへのキャリアパスは、FP&Aともいわれます。

業績目標、経営指標をトラックし分析、予測するところで、会社の意思決定を支える部門でもありますので、大変ですが、非常に面白いと思います。

ファイナンスのキャリアとはいっても、業界や業種も色々ありますが、ご自身の持ってるスキルとあわせて、色々経験してみてくださいね。

ファイナンスのキャリアパスに悩んでいたり、
CPAを目指されている方の参考になったら嬉しいです。

また、経理、税務といった専門で、英語力がある方が不足していることも実感しています。

ファイナンスはじめキャリアアップ、転職、専門の英語力を伸ばしたい方、ぜひぜひ、DMでご相談いただけたらと思います。

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