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その仕事の先に、誰を幸せにするのか。

やるべきタスクがひしめく昼下がり。

納期というか、お尻というか、「ここまでに完成させなくてはいけない」という期限があるものを多く抱えたときに私は、1つでも多く終わらせようと「終わらせるスイッチ」が入ってしまう。

「○時までにこれを終わらせて・・・。」
「今日中にこれだけは終わらなきゃ」
「この案件はもう少しヒアリングしたかったけど、一旦結論出さなきゃいけないから決めよう」
「あ、やばい、あと30分で子供のお迎えの時間・・・」

一旦お迎えに行ってしまったら最後。息子と一緒に寝落ちするリスクを抱え、大事な仕事を残しておくというのはいかにリスキーかを何度も何度も思い知っている。


 一つ一つのタスクを、TODOリストにすることで仕事をしやすくなる人もいるかもしれない。でも私の場合、それをやってしまうと全てが作業と化す感覚が拭えず、仕事自体が面白くなくなる。

「だれ」の「なんの」ための仕事なのか。
これをすることで幸せにできる人はだれなのか。

私が仕事する上で最も重要なのはこれらであることは紛れもない。

例えば今着手している新店舗の設計。

「このお店を目にしたらお客さまはどんな気持ちになってくれるだろう?」

「私たちのブランドに初めて出会うお客様が「いい店みつけた!」ってなってくれたら嬉しいなぁ。」

「誰の生活を豊かにできるだろう?」

「そこで働く人たちは、どんな想いでここに立ってくれるんだろう?」「日常が楽しく、やりがいあるものになるかなぁ?」

「うちを入れると決めてくれたテナントの方達はどんなふうに感じてくれるだろうか?」

「また1店舗新しいお店ができたことで、他の店舗のメンバーのモチベーションはどうなるだろう?」

「この店舗が好評で、販売個数を増やせたらバングラデシュの雇用数を少しでも増やせる。きっと明日を生きれるかわからなかった人を1人でも多く救える。」

ブランドと仲間の未来をつくる覚悟で今日も私はそこにいて、仕事をするということを、絶対に忘れちゃいけないし忘れたら全てが作業になってしまう。

自分以外の誰かのために頑張れることが、私にとっては原動力。
そういう自分に気づけたから、私はどこに身を置くと自分が一番力を発揮できるのかわかっているし、今日もこうやって1日頑張れるんだと思う。


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