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名古屋にはなくて京都にはあるもの、それは「力餅」食堂。

先日、日帰りで京都に行きました。名古屋からは車で2時間弱ほどなのですが、随分久しぶりの京都。
とても大好きなイラストレーターオカダミカさんの展示を見に行くことが目的でしたが、街中4スポットで行われる展示のおかげで、普段なら出会うことのないお店などを知ることができました。

ランチは展示スポットでもある、とってもおしゃれなコロッケ・ビストロNISHITOMIYA。コロッケとは、昔ながらの家庭料理なのでは!?と思いきや、ブルーチーズやタコのガリシア、奈良漬&レモンピールなど味のバリエーションが楽しめるため、ワインにも合う一品な仕上がり。

↓コロッケがメインにもかかわらず、ニース風サラダとフォカッチャに目が行きすぎてこの通り。そのほかにもコロッケバーガーやチキンサンド、ホットドッグなど、一味ひねりのある本格ランチを家族で全種いただき、大満足の京都ランチでした。

NISHITOMIYAのコロッケランチ

でも私、その後通りかかったこのお店「力餅」食堂(写真左)↓が気になって気になって。営業中の札はあるものの、お客さんが入っている様子はなく扉もピッシリ。店先に並ぶ料理サンプルメニューが昔懐かしでしたが、店先で写真を撮るのも気が引けて。ランチをいただいた直後だったため、お腹いっぱいでお店には入れず無念。

通りがかりに見つけた力餅食堂

力餅食堂とは、1889年に池口力造が兵庫県豊岡市で饅頭店として創業し、のちに一旦廃業して1895年に京都市寺町六角で「勝利饅頭」として再開業。しかし経営は苦しく、再び廃業間際に至るも、出入りの酒屋主人から資金援助を受け、1903年に店舗を大きく改造して「力餅」として再出発する。あんころ餅を目玉に甘党食堂として成功し、大正末期から丼物や麺類などをメニューに加えて現在の大衆食堂の姿になった。屋号や商標ロゴマーク、おはぎの店頭販売などは、饅頭店や甘党食堂だった頃の名残である。

wikipediaより引用

恐るべし力餅食堂の歴史の長さ。明治時代から饅頭店としての前衛を築いていたとは。流石にこのお店は明治時代からではないと思いますが、今までの商いの歴史が店先の自販機や自転車からもヒシヒシと感じられ感動ものです。次回、京都に訪れた際は、力餅食堂で親子丼を食べようと心に刻んだ京都旅行でした。でももしかして、このお店は私が調べた力餅食堂では無いかもしれませんが、そんなことはどちらでも良いと思えるほど魅力的な店構えでした。

photo:小島邦康(Artical Inc.)

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