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- 手塚、小説を書くようになりました - DesignshipDoの学びシリーズ #まとめ

# これはなに

こんにちは。手塚といいます。
私は2023年の7月から9月の三ヶ月の間、第三期Designship Doという実践型のデザインスクールに参加していました。そこでの学びや忘れたくない感覚を(毎週!…ではなくなってしまいましたが)書きとどめておこうと思います。

講義の内容や資料を載せるというよりは、思考の発散をして、それを書いているメモ帳のようなものです。
※なので、このnoteに書いてあるのは全て一個人の意見であり公式の見解ではありません。正解も不正解もなく、「こう考えました」というものです。

https://do.design-ship.jp/

そして、今回は参加してのリフレクションを踏まえ、一番自分の心に残った「デザイナーとして興味・関心を持つ事」の大切さについて考えます。

ところで、受講してよかった?よくなかった?

受講して、結論「よかった」です!
私が今回なぜ受講したかというと、二つの理由がありました。

  1. デザイナー(デザインマネージャー)が抱える悩みや、ぶち当たる課題について、テキストではなく実践を交えて理解を深めたいから。

  2. デザイン思考を以てマネジメントする"マネジメントbyデザイン"を、ノンデザイナーも利用できる汎用的な技術であると証明したいから。

まず、それぞれの成果を振り返ってみます。

# 1. デザイナーならではの課題を知りたい=>◎

1つ目について。Designship Doでは、デザイナーとノンデザイナーが混ざってグループワークを行いました。講師もデザイナーとノンデザイナー(ビジネス職、PM職など)と多様で、それぞれの考え方を比較することでデザイナーの視野や要素の優先順位など、傾向を実務レベルで知ることができました。

もちろん、個人ごとに細かい部分は違いますし、あくまで傾向であるという理解は非常に重要ですが、よく発生する課題や問題についての解像度は、受講前と後では確実に変りました。(例えば、想像以上にビジネスサイドとの意思疎通に悩まれている方、組織が多い印象を持ちました)

# 2.ノンデザイナーだけどデザインの力を活かしてみたい=>△

二つ目について。デザインを『デザイナーだけの不可侵なもの』にしてしまうのは、デザイナー/ノンデザイナー双方にとって機会損失だなという考えを私は持っています。
※デザイナー/ノンデザイナーが意図して不可侵にしているのではなく「なんとなく別世界のものである」という暗黙知があることを指しています。

なので、「デザインの力ってノンデザイナーも活かせるよ!」という実例に私もなれば(非常に微力ながら)デザイナーの定義も広がり、デザインの力をみんなで使えるような世界になるのではないか?という想いから、参加を決めました。

この点については、活かせる!と思えたことは多くあります。(例えば、組織を生態系として捉えて課題を解決するアクションに繋げることや、ロードマップのデザインはデザイン組織のみならず、あらゆる組織のマネジメントに活用できます。)

ただ、その実践やアクションと、その効果測定まではまだ至っていないので、この件は△としました。

# 講義を通して気付いたデザイナーの魅力

講義に参加して気付けた、デザイナーの魅力があります。
それは「他人の視点に立つのが上手い」ということです。

  • この人にとって分かりやすい言葉は?

  • この人たちが喜ぶ絵や色は?

  • この人が今悩んで止まっていることは?

例えば、このような問いに適切な解が出せない限り、適切なデザインは行えないように思います。(そもそも、このような問いを立てることさえ稀有なような気がしてきます。)

そして、これらに適切な解を出すためには「その人に視点に立つ」ということが非常に重要です。私はよく想像力が欠如して他人の地雷を踏み抜くという失敗をよくしてしまうので、その能力はとても魅力的に感じました。

そこで、「その視点に立つ上で、大事なこととは何か?どうしてデザイナーはそれができるのか?」と講義の中で問いかけをさせていただきました。
回答としては「その対象に興味関心を持つ」という趣旨の言葉をもらったのですが、私はそれが心にとても残っています。

「その人が何を嬉しく思い、何を嫌がるのか。」
「表情には出ていなくても、言い淀んだり、行動がいつも遅くなっていないか。」
「いつもはこうなのに、この時は違うのはなぜか。」

例えばこのように、つぶさに対象を観察することが全てのスタートだとすると、その対象に興味関心を持っていないと、そもそもそのスタートラインに立つこともできないように思います。
今回、まさにデザイナーの立場や視点を理解したいという気持ちからDesignshipにも参加しましたが、スタートは彼らへの興味関心だったのかもしれません。

# 受講を経てのアクション

自分はもともと凡ゆる物に対して興味関心は持っている方なので、今はその表現方法や考え方(フレーム)のバリエーションを増やそうと思い、哲学と宗教、美術史を中心に勉強しています。
また、想像力が必要な小説を読んだり、その逆(まだ無いものを言語として目に見える形にする)の能力を練習するため小説を書いたりしています。

DesignshipDoを受講して、まさか小説を書くというアクションに繋がるとは思いもしませんでしたが、学びっぱなしにならない程の気づきを下さった講師の皆さんと運営事務局の皆さん、そして一緒に学ばせてくれた受講生の方に、改めて感謝します。ありがとうございました!

楽しい受講生のみなさん!

今期はデザインマネジメントコースを受講しましたが、来期ももし機会があればデザイン経営コースにチャレンジしてみたいな〜と思っています。予定は未定です!

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