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2023年1〜6月に映画館で見た映画

みなさま、おはようございます。
また読んで頂きありがとうございます。
今更ながら2023年に1〜6月に映画館で見た映画を振り返ります。


1月

ラーゲリより愛を込めて

 一人一人の俳優さんたちの演技が素晴らしかったです。


かがみの孤城

 主人公たちと同じ悩んでいる中学生が見たらこれからのヒントがあるかもしれない、学校だけが世界の全てじゃない、世界はもっと広い、大人になると選択肢は増える、そこがあなたの居場所じゃないかもしれない、そこはあなたが生きていく場所じゃないかもしれない、と思ながら見ていました。登場人物が中学生ですので、いじめとか家庭のこととかいろいろなことに悩んでいる中学生が見たら、ヒントになりそうです。子供の時って学校だけが自分の世界だから狭くて、それしか選択肢がなくて苦しいんだけど、大人になるにつれて選択肢が増えて、そのうち自分の居場所を見つけることができたり、合うお友達が見つかったりするものですよね。
今苦しい思いをしている学生さんたちが、ちょっとでも希望を持って未来を考えられたらいいな、と思いながら見てました。



イニシェリン島の精霊

 どこで生きていくのか、どんな人生を選ぶのか、現在にも通じる都会と地方に住む人の考え方の違いも表現していると思いました。時代が時代だからということもありますが、何もない田舎で生きていけるタイプと生きていけないタイプがいますよね。それはどこまでが自分ごとの世界で、どこまで世界に関心を持てるかという違いがあります。映画の中の当時の警官の傲慢さ、ドミニクの父親は警官なのですが、独身のパードリックの妹のシボーンに「いき遅れ」と罵声を浴びせます。女性を軽視したり、気に入らないと人を殴ったりしてました。
地方における時代が変わっていくときに価値観をアップデートできない人々や、保守的で変わることを望まない人たち、閉鎖された小さな街に住むことを諦めと上昇志向のない人々など、現代でもつながるようなことが見られるなぁと思いながら見ていました。
見ていられないシーンもあるかもしれません。私も手で顔を覆って直視できませんでした。


2月

あのこと

 これは、女性は痛そうでみてられない映画でした。怖くて途中直視できませんでした。
というのも、1960年代のフランスで、中絶が違法だったときの頃のお話です。
正直、怖かったですね。針と言っていましたが、みた感じ、バーベキューの時のお肉とかお野菜とかを指している金属の棒くらい太い棒で、それを自分で子宮に入れて傷つけるんですよね。みてられますか?私は、気がついたら思いっきり両手はグーを強く握っていました。
近年、アメリカでも中絶禁止する州が増えましたよね、そんなアメリカへのメッセージのようにも受け取れるんですよね。
女性はちょっと直視できないかもです。怖かったです。勇気があるあなた、興味があったらみてみてください。直視できないシーンもありました。怖かった、怖かったけど、どうなるのか見届けたかった。アンヌの覚悟を感じました。


すべてうまくいきますように Tout s‘est bien passé 

 期待しないで見に行ったけど、シリアスではなくてコメディ映画のようでした。

登場する娘たちは反対したり、泣いたりするのですが、全然シリアスな映画ではありません。このお父さんが面白くて、冗談を言ったり、最後フランス映画なりのドタバタが起きて、コメディ映画のようです。安楽死について考えさせられたり、生きるとか病気とか、延命とか、人生とか、考えましたね。
あなたが家族やお友達から安楽死したいと言われたらどうしますか?協力しますか?
安楽死、人生について考えるきっかけをくれた映画です。人生は美しい!


エゴイスト

 鈴木亮平さんも宮沢氷魚さんも素晴らしかったですね。鈴木亮平さんは、手や指の動かし方とか細かく意識されていて、宮沢氷魚さんはとにかく笑顔がキュートでした。



バビロン

 白黒から、音声が出て、映画の歴史を辿る映画で、とにかくパーティーとかは派手でアメリカっぽかったですね。



別れる決心

 思ったりよりも恋愛映画でした。お互いのことが気になっているのが、分かりやすく行動に現れていましたね。最後は衝撃でした。それだけ惹かれていた2人だったのだと思わせるものでした。


ブルージャイアント

 何も知らずにみにいき、ピアノにただただ引き込まれました。聞いたことあるピアノだから気になっていたら、エンドロールで気がついたのは、ピアノと音楽が上原ひろみさんだったことです。あれだけのピアノを弾きこなす方はいないですよね。サックスに詳しくないためよく分かりませんでしたが、ただ、力強さは感じました。音響がいいスクリーンでまたみたいなと思わせてくれる映画でした。


逆転のトライアングル

 あんまり面白さが分かりませんでした。沈没するまでの船の中は嘔吐するシーンがたくさんありカオスでした。面白いのツボが違っただけなのかな?


コンパートメントNo.6

 よく分かりませんでした。ただ、乗り合わせたロシアの男性の演技が良かったです。ビフォアサンライズのような映画を目指していたのかな?


3月


エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

 チープさは感じましたが、元々そういう感じで作られた映画だったようです。最初の方は展開が遅くてなんだかイライラしてしまいました。次のアイテム?レベルアップ?武器を手に入れる?みたいなときのきっかけはギャグみたいなものばかりでした。


シン・仮面ライダー

 仮面ライダーがバッタとの融合、人造人間だと知ったのは映画を見てからのことです。馴染みがないため仮面ライダーが何かを知るために見にいった映画です。仕方ないことですが、この数年40歳前後からもっと年齢が上の方を対象にした映画が増えてきており、誰を対象にしているのか、海外や世界を意識した作品ではなく日本国内を対象とした作品が増えてきているように思います。


コンペティション

 変わった監督のペネルぺ・クルスが俳優に変な注文をつけまくり、俳優役で新作映画での弟役のアントニオ・バンデラス、兄役のオスカル・マルティネスがお互いにお互いを皮肉り、最後はこんなことあるのかなと思えるような事件が起きます。大人の醜い部分が見れます。


4月

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主にPC上の画面だけで映画が進行していきます。前作と出演者は異なり、今度の行方不明は母親です。娘はFaceTimeを使用し、チャットを使い、母親はSiriを駆使し、facebookを使用し、大人はWhatsAppを使います。本当にアメリカではこんな感じなのか、年齢で使うアプリが異なるのかわかりませんが、時代を反映していてそんなところも面白かったです。

犯人は絶対登場人物の中にいる!という私のお友達の推測に従って、どこかに犯人がいます。さて、誰でしょう。


レッドロケット

元ポルノ俳優のマイキーが故郷のテキサスに戻って、周りを巻き込んで、勝手に振る舞って、サイテーで、テキトーなことを言っている映画です。このマイキーの歩き方が、香取慎吾さんに似ていると思ってしまって、歩き方だけです、歩き方だけ、ごめんなさい。

ドーナツ屋さんの女の子が、奔放なのですがキュートで、魅力的な女の子です。映画館で流していいのかなと思うシーンがありますが、頭空っぽで映画を見たい方にはおすすめかもしれません。女性はあまりみない方がいいです。

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-


ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

 ワクワクしました。ストーリーは単純ですが、ゲームがところどころに入っていて、楽しませてくれます。

レイトショーに行きましたが、半分はインバウンドの方でした。笑っていたのもインバウンドの方でした。レイトショーにこれだけのインバウンドの方が来ているということは、夜遊べる場所が少ない京都のナイトタイムエコノミーに問題があるのかな、と思うようなきっかけになりました。


5月

TAR
クラシックの世界は男性の世界で、女性がマエストロになるというのが珍しく女性の地位や権利も考えさせられます。男性が権威をふるっている音楽業界で、ケイト・ブランシェットが強い女性を演じ、指揮をしているシーンはもう本物のプロの指揮者のようでした。
ちょっとずつ落ちていくター、情緒が不安定になるシーン、それでも精神を保つために必死な様子などが段々映画の後半で映し出されます。映画を見ていただければわかると思いますがどんな時でも、ターなんですよね。そんな強いターをぜひ見てみてください。あなたには、どう映りましたか?


セールス・ガールの考現学

初めてモンゴル映画をみました。これはモンゴルの映画です。モンゴルのアダルトグッズで友達の代わりにアルバイトすることになった大学生の女の子サロールが生き方を考えたり、成長していくストーリーです。モンゴルといえば、大草原で遊牧民で、移動式テントのゲルで生きているイメージでしたが、普通に街中で生活していて、しかもアダルトグッズのショップが出てきます。モンゴルにもそういうお店があるのか、と思ったり、モンゴルの人と、ロシアの人がモンゴルにはいるみたいで、モンゴル語とロシア語が話されていました。モンゴル語も韓国語とロシア語が混ざったような音で、文字はロシアのキリル文字で、エンドロールはそのキリル文字がズラーっと並んでしました。映画自体は2時間くらいです。

映画の始まりが、ゴミ箱に誰かが投げたバナナがゴミ箱に入らなくて、道路に落ちて、それを通り過ぎる人が避けて通っている様子が30秒くらい流れてなんかシュールな映画なのかなと思いましたね。だけど、なぜか主人公サロールのお友達の女の子がバナナで滑って足を骨折してしまうということが起こって、それがきっかけでサロールは代わりにアダルトグッズのお店でアルバイトをすることになります。セールス・ガールの考現学というタイトルから、お店に来る人たちを見て、お店を良くして売り上げを上げていくビジネス的なストーリーかと思ってたら全く違う内容でした。


アフターサン

ノスタルジーを感じる映画でした。

基本的にはお父さんがソフィをビデオで撮っているのですが、時々ソフィが逆にカラムが変なダンスをしたりする様子を撮っていたりします。二人で楽しいバカンスを過ごしているのかと思いきや、お父さんのカラムが激しく泣くシーンや、好きだった歌をソフィがカラオケに入れたら、嫌だと言って歌わずソフィが一人で歌うことになったりします。カラムの誕生日にツアーに出掛けていて、他のお客さんにソフィが「お父さんの誕生日だから合図したら一緒に歌ってほしい」というのですが、その歌を聴いているカラムは神妙な表情だったりします。時々、感情が不安定になるカラムの様子が映画の中で出てきます。それはどんなことを意味しているのか説明がないため、想像するしかありません。この映画自体、会話がないシーン、ソフィがベッドで眠っている寝息だけが聞こえるシーンなどが多いです。多分、ネトフリなのど配信で映画を倍速や早送りで見るような人たちには、会話がなく説明もなく意味不明で、耐えられないかもしれません。ラストのシーンも説明がないので、急に30歳になったソフィが出てきて、このシチュエーションなんだろう、と憶測を膨らませるような映像になっています。

ほとんどの方は見ていないと思いますが、アフターヤンという映画のあのノスタルジーやなんだか感情が動くような、言葉にできない思いを感じる、余白がたくさんある映画です。もしかしたら一部の人には意味不明な映画に見えるかもしれない、そんな映画です。


6月

怪物

素晴らしかったです。音楽もよかったです。


魔女の香水

香水店に並べられた香水ボトルがキレイでよかったです。


それでは今日もbonne journée!

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