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大スキな N  へ

高校デビューしてみたくて、
「隣に座っている女の子」に声を掛けた。

その子は、少しこわばっていて、緊張している、
そんな顔をしていた。

でも、話し始めると、すぐに屈託のない笑顔で、
満天の話を、盛りだくさんしてくれる、
とても「芯のある」、「しなやかな」
「女の子」

私とは、違う「世界」を持っている。

けれど、私と、いつでも繋がってくれる。

「はい、次はあなたの番ね。」という具合に
話をすすめる。

みんなから好かれている「いい子」

好かれたい訳ではない。
みんなを大切にできる、「本当に優しい女の子」

「今も変わらないね。」と二人で会話する。
でも、やっぱり、「変わったね。」と笑う。

その笑顔がたまらなく、眩しい。
そんなに豪快に笑い、そんなに優しく、
そんなに私のために

涙が溢れる子はいない。

「あなた」の代わりは、いないよ。

ずっと、そう。これからも、ずっと、そう。

住んでいる場所が、たとえ、ブラジルになったとしても、
SOSがあれば、どこにだって行くよ。

でも、一番、私がよく分っている。
あなたは、誰よりも優しいから、そんな事、頼まないよね。
そういうところが「好き」だよ。
「さりげない優しさ」と「率直さ」を兼ね備えている。

私より、ずっと、苦労してきたんだなって、思う。

だから、私も、言葉が出なくなる。

「こういうところが、面倒くさいんだよね。」
でもね、「あなた」だから、話せるんだよ。
そういうところも全部、受け入れて、
正しい事を、正しいと言ってくれる人は、「あなた」なんだ。

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