「好きなことを仕事にする」理由を腑に落とす大切さ

こんにちは、トミモリです。
今日は、「私は好きなことを仕事にすることを目的にしてはいけない」と腑に落ちた話です。

「好きなこと」が毎日できていますか？

あなたは、好きなことを、好きな時に、好きなようにできていますか？

「好きなこと」にも、
毎日できるようなことから
1年に1回のイベント的なことまで様々だと思うので、
「好きなことを好きな時に好きなだけ」
というのはその出来事によってできるかどうかは違います。

ただ、
「自分の好きなことを好きなようにやりたい！」
というのは、多くの人が望んでいることなのではないかな、
と思いますが、あなたはいかがでしょうか？

「好きなことを仕事にする」は、みんなの正解？

以前にも、「好きなことは仕事にしなくてもいいのでは？」
というお話をさせていただきました。

その時の私も
「好きなことを仕事にすることを目指すよりも、自分のルートで幸せになれればそれでよし」
と思っていたはずなのですが、

何かをやろうとした時には、
「これはどうやったら、今後仕事としてやっていけるのか」
目線で見てしまっていたことに気がついて、

どうにも違和感というか
「なんか違うかも」
と感じてモヤモヤしていました。

それまでも、確かに
「いやいや、好きなことを仕事にしなくてもいい。好きなことは、自分ができる範囲で楽しめればいい」
と思ってはいたのですが、

今の仕事を
「もう無理、辞めたい……」
と思うたびに、

「どうにかして、このことを仕事として成立しないものか……」
目線で見ていたことに気がついたんですよね。

ただ、それは私にとってはしんどいのです。

「どうやったら仕事にできるか」
「どうやったら集客できるか」
「今、何をしなければならないのか」
を考え続けていることが、
じわじわと自分の中の余裕を削っていくような気がしました。

世の中は、「好きなことを仕事に」しやすくなっている？

世の中では、「自分で仕事をする」流れがきているのではないかと思っていて。

副業解禁の流れがやってきて久しいですし、
ここ数年の自宅待機やリモートワークという経験を経てから、
「なんだかんだ、家にいても結構なんでもできるよね！」
という気持ちや環境の準備が整ってきています。

そうなると、
「私も家で自分の好きなことをお仕事にしたい！」
という人も増えますし、
その人たち向けの「うまくいく方法論」的なものも、たくさん目にする機会があります。

それには、
「これをしたらいいよ」
「こんなことをしないといけないよ」
という「実際にやること」がたくさん書かれています。

そうなると、
「自分の好きなことを仕事にする」ために、
「自分の好きなことをただやる以外にやること」
がいくらでも出てくるんですよね。

「好きなことを仕事にするために、まずは集客を！」
「集客をするために、まずは相手に提示できるだけの商品作りを！」
「相手に提示できるだけの商品作りをするために、まず自分のお仕事の軸作りを！」
「自分のお仕事の軸づくりのために、自分のこれまでの人生を洗い直して何かストーリーを！」
……みたいな流れになりまして、

もちろん、仕事にするためには好きなことをやる以外に必要なことはたくさんあるのは重々承知なのですが、

なんというか、毎日の中で他のことに時間を取られて、
「自分の好きなことをやるだけの時間」に辿りつかなくなっていくという、
矛盾のような状態になっていくことがありました。

好きなことを仕事にしようとするのは、ちょっと疲れるのかもしれない

自分が無理なくできることを考えているはずなのに、
どうしてもできることよりもできないこと、
自分が今持っていないもの、
自分が持っているのかよくわからない苦歴を考えるようになってしまうのです。

お仕事にしていくためには、何か持っていないといけない。
でも、何も持っていない気しかしない。

「相手に何を伝えたいの？」
「自分が持っているものが何かないの？」
「掘り出したら何かあるでしょ？」
って言われてもそんなのないよ！

私は自分が好きなことやって、
それが相手にちょっと役に立ったり、
背中を押してあげられたらいいな……
くらいのぼやっとした感じでしたし。

それで、なんだか疲れちゃったのでした。
自分の好きなことを何も気にせずしていくために、
好きなことを仕事にするために、
好きなことをやらずに集客につながることを頑張る、
……ってなんか私のやりたいことと違う、という。

そんなことを改めて感じました。

好きなことを好きなようにやる方法は人それぞれ

そうやって、色々なことを考えた結果、
私の幸せは、
「好きなことを仕事にする」ではなく
「私の好きなことを、好きなようにする」だったのでは？
というところに落ち着いたのでした。

前回記事を書いて、その時は納得できていたのですが、
やっぱり周りの情報や、自分の仕事の状況に振り回されて、
あれこれ焦っていたんだよなぁ、とちょっと反省しました。

自分なりの幸せって、難しいんですよね。
人それぞれですし、正解もない。
ただ、その人が
「あー、幸せだな」
と感じられればそれで良し、ということです。

その幸せのために、本当は最低限何があれば実現できるのか。
案外、何にもなくても、今持っているものがあれば実現できるのかもしれないですし、
今よりももっと時間やお金の余裕が必要なのかもしれません。

もし、今よりもっと時間やお金の余裕が必要なのであれば、
その辺りの自由の獲得を諦めないことは必要です。
ただ、それを獲得する手段が、
「好きなことを仕事にする」
ではなくてもいいのかもしれません。

もちろん、好きなことを仕事にして、その過程も含めて自分が幸せになれればOKですし、
なんらかの自由獲得のためには、時には嫌なことをやらないといけない場合もたくさんあります。

「私にとっては、どうやったら好きなことを好きなようにできる人生にしていけるのか」
を考えて、
それに必要なことを着実に行動していくしかないのかもしれないですね。