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モヤモヤに押しつぶされそうな時は、気持ちを言語化して整理する。

私がモヤモヤする時は大抵「どうして?」と、答えのない疑問を抱えた時だ。
自分では解決できないことを抱え込むからモヤモヤするのだろう。
時間が経つとそのモヤモヤは実体をなくし、モヤモヤとイライラだけを残していく。

実体がないので、自分でもどうすれば良いのかわからない。

私はそんな時の解決方法を考えた。

1・リングノート、リングメモ用意する。

私が使ったリングノートはB6サイズ。
シールプリントで出力した写真を貼っている。

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なぜリングなのか、それは千切ることが前提だからだ。
最初に書く文章は書き殴りに近いものがあり、読み返すのも苦痛だ。
私は必ず1枚目は捨てノート、改めて清書する。
または文章が蓄積され、もうどうでも良くなった時破り捨てられる。

2・思いつくままに書く。時系列も関係なく。

下記は実際の文章。
書く事柄によっては「YES」「NO」をはっきりと意思表明する。
こうして見ると、直筆はキーボードで書くよりも熱量を感じる。
自分の書いた文章だからか、見るに耐えない。

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書く日の日付を入れる。
そして思いつくまま、誰に読まれることもない文章を書く。
歯にきぬ着せぬ文章で、箇条書きで、断定的でもかまわない。
このノートに書き記す自分は、自分であって自分ではないのだから。
この「自分であって自分ではない」というのがポイントだと思う。
自分の立ち位置で考え方も見方も変わるのだから、自問自答する自分は「本当の自分」なのではなく、複数ある自分の内の一人という解釈だ。
ここに書き記した自分が全てではないことを忘れてはならない。

3・不要になったら捨てる

ノートに書いたものは残ってしまう。
だから、モヤモヤが晴れた時には不要になる。
その時は思い切り、破り捨てる。

4・最後に

最初に書き殴られた文章を読み返すと、そこに真実が潜んでいる。
言葉にするからこそ見える事柄だ。
気づかないふりをして隠していた気持ちだ。
文章にすることで輪郭を持って姿を現すのだ。

そうして清書する。
淡々と。

書き終える頃には、モヤモヤの正体が明らかになっているかもしれない。

ただ、これはモヤモヤを解決する方法ではない。
モヤモヤを解決するために問題点を明確にする手段だ。

今はSNSの時代、発信すれば共感を得て安心できるのかもしれない。
でもそれは、刹那の安心だ。
問題点をはっきりさせ解決しようという心の動きが、新しい世界を見せてくれるのだと思う。

5・おまけ

このリングノートに書くことはモヤモヤだけではない。
古本屋で奇跡的な出会いをしたものも写真にして貼ったりしている。
読み返して幸せになる出来事も記録しているのだ。
写真にするのはこの道具。

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これが私の使っているシールプリントができる「インスピック」というプリンターだ。
定規は15センチほど、大きさの比較のために置いてみた。
持ち運びにも便利な大きさだ。
表紙に貼られた雲の写真は、これで出力したもの。

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このノートを書くのに使っている文房具たち。
定規、左端の消しゴム付きシャープペンシルはずっと使っているもの。
どこで買ったのかも思い出せない。
ねじると出てくる消しゴムは、何年も経っているのによく消える。
太さも滑り止めのゴムも、よく私の手に馴染んで跡もつかないし疲れない。
ペン類は新しく買い揃えた。

左から2番目のペンの色はシルバー。
文字の線は0.4ミリといったところだろうか
書いた文字は、見る角度によって光って見えない。
書く文字が見えないとか実用性に乏しいだろう、という方もおられるのかもしれない。
私はこの曖昧さを持つ点が気に入って使っている。

お隣には五本同じ種類のペンが並んでいる。
このペンは、色が気に入って買い集めた。
ほんのりした色合いが気に入っている。
太線、中太で使い分けられる。
貼った写真の枠を書いたり、落書きイラストの色付けに使ったりしている。

私はこれらの道具で自分を落ち着けたり、静かな時間を楽しんでいる。

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