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日記 2023/04/05 ちびまる子ちゃんの醍醐味は学校や家庭におけるハレとケ両方のリアルな描写

2023/04/05(水)
先月、従前から仕事で圧を受け続けていたことに、とうとうそれはダメでしょとぶち撒けると、それは後出しだからとさらなる圧が返ってきてめちゃくちゃ堪えた(局所的衝突を避けてきてしまった事実ではあると納得もしたから堪えた)。そのときに、じゃあこれからは遠慮なく行くので、と伝えて終えた。圧の主は悪い人ではなくて信頼もあったので、宣言通りここから私が変わっていかないといけないと思った。
今日はその宣言を実行できたと思う。相手とのコミュニケーションに実績ができて、それが信頼の礎になったと感じる。それが結果的にすごく気持ちに安定感をもたらした。いいぜ。
あとちびまる子ちゃんわたしのすきなうた、という映画をネットフリックスで観た。往年の名曲たくさん使った映画とTwitterでの紹介が流れてきて知った映画。さくらももこのユーモアは、やっぱりすきな部分があるなと思った。映画だとやはり薄味ではあるけど。宿題ですきなうたを題材に絵を描くことになったとき、まる子が仲良くしてるたまちゃんたち女の子らの選んだ題材や絵の紹介がないけど、丸尾くん花輪くんハマジ永沢くん藤木くんのは紹介されていて、ポップさ?キャッチーさはかなり彼らでもってる作品なんだなと染み染みした。でもちびまる子ちゃんは勿論永沢くんらのルサンチマンも逸品だが、お姉さんやたまちゃんにスポットが当たった回の人間み溢れるやわらかい手触りもあって、そこの両立がさくら作品の醍醐味なんだなと今更思った。
あとは酔っ払った父や祖父の嫌さ、酔ってないときの悪くもないけど伝わってるか実感を伴わないコミュニケーション、そういうリアリティが良かった。女の家族が男衆を軽んじる一方で、ある種の体裁を保ってやろうとしている。その体裁と矛盾する行動をすることでまた軽んじられたりする。ハレの場は父がギリギリ締めるときがあるけどケの場は母が支配的。昔ながらの日本の家庭感は、わたしの親世代まではしっかりある。この役割分担みたいなのは、私は別に心地よくないなと思うので、これがスタンダード?と疑問が生まれたこの世代に生まれ育ったことはラッキーだったと思う。もっと突き抜けた勝新と中村玉緒みたいな家庭もあることだし、当たり前に夫婦それぞれの形があって良いと思う。社会的に扱いにくいのが課題だけど、あんまり単純に括れないこととそれがまだまだ実感を伴っていない世論を覚悟して、政策からローカルルールまで、落とし所を考えていかないといけない。現実の政治家は叩かれるけど、理想的な政治家を考えたとき、現代において、志や性根が正しくて向上心が絶えずあったとしても、ほぼ全ての人間には不可能な域に達してる気がする。だからこそ理想じゃなくて、個々人が自分の視点で語り、マシを更新していくことが大事なんだろうな。

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