フレンチビストロが本気でつくる、ピタサンドイッチ屋。仲間を募集しています
こんにちは。chercheの丸山です。
2022年11月。代々木上原に、「MAISON CINQUANTECINQ」ブランドの新しいお店が誕生します!
その名も、「LA PITA DE MAISON CINQUANTECINQ(ラ・ピタ・ドゥ・メゾンサンカントサンク)」。
「メゾンサンカントサンクのピタ」を意味します。ピタブレッドと呼ばれる平たい円形のパンに、農家直送の新鮮な野菜やファラフェル、フレンチならではの惣菜をたっぷりと詰めこんだ、サンドイッチ屋です。
「ラ・ピタ」や「ピタサンク」なんて呼んでもらって、多くの人に愛されるお店にしたいと日々準備をしています。
そんな「LA PITA」では、一緒にお店を盛り上げてくれる仲間を募集中!
SNSではの投稿文では伝えきれない思いやストーリーを、どうやったら伝えられるかなと悩みましたが、いまさらながらnoteに綴ってみることにしました。興味を持ってくれた人に届くと嬉しいです。
移転、そしてピタサンドイッチ
事の始まりは、物件をどう活かそう?ということでした。
オープンして今年で12年目になるフレンチビストロ「MAISON CINQUANTECINQ」を移転しようと決めたのが、今年の6月のこと。
ご存知の方も多いかと思いますが、これまでの「MAISON CINQUANTECINQ」は3階建ての細長い建物で営業しており、各階のカウンターで飲食を楽しんでいただいていました。
僕が29歳の時、初めてオーナーとして立ち上げた思い入れのあるお店。それまで正統なフレンチで経験を重ねてきた僕が、堅苦しくなく、カジュアルにフレンチを楽しんでもらえたらいいな、とつくったお店でした。
試行錯誤しながら、12年。
今では4代目シェフにバトンをつなぎ、本当にさまざまな方が足を運んでくれ、僕らと同じように愛してくれるお客様も増える中で、次第に「3フロアでなく1フロアのお店だったら、もっといろいろなシーンをみんなで共有できるのにな」「パリで好きな、テラスのある風景をここでもつくりたいな」といったことを考えるようになりました。
そんなシーンが叶いそうだったのが、当時フレンチレストランと器ギャラリーの複合ショップ「AELU」が入っていた路面の店舗。
悩みに悩んだ末、思い切って「AELU」の1階レストランをたたんで4階の器ギャラリーのみとし、1階部分に、「MAISON CINQUANTECINQ」を移すことに決めました。
さて、では3階建ての店舗はどうしよう。新しいワインバー?「LANTERNE」の姉妹店?クレープリー?メンバーと意見を出し合い、考えて、考えて・・・
僕らが出した結論は、ピタサンドイッチ屋でした。
なぜいま、ピタサンドイッチなのか?
ピタサンドイッチ屋「LA PITA」を開くことに決めた理由は、大きく2つあります。
①代々木上原駅前という立地
まず、これです。働いている人、住んでいる人、遊びに来た人など、店前はひっきりなしにいろいろな方が通行されます。
レストランという、シーンも利用層も限られてしまうこれまでの業態ではなく、もっと多くの人に届けられるものが良いのではと考えるようになりました。
また代々木上原には、気軽かつ手軽に、美味しいランチができるお店が意外と少ない。
レストランでランチをするほどの時間はないけれど、ちょっといいものを食べたい。チェーン店で済ませるよりも、心が満たされるものだといい。
そんなムードにはまるようなお店を、なにより自分たちが欲しいと思っていました。
②本格的な、カジュアル
これまで僕は数々のレストランをつくってきましたが、お酒や料理をゆっくり味わうレストランという空間は、どうしても利用できる人が限られてしまいます。
大人も子どもも、お酒を飲める人も飲めない人も、ゆっくりしたい人もパッと済ませたい人も、ヴィーガンやベジタリアンの人も。多くの人が楽しめるものをつくりたい。そんなことを思うようになっていました。
思い浮かんだのが、イスラエルのシェフEyal Shaniが手掛けるピタサンドイッチ屋さん「MIZNON(ミズノン)」。パリへ行く度に必ず通っていました。
こだわり抜いた新鮮な食材をつかった具が、ふかふか美味しいピタに包まれ、ライブ感たっぷりに提供される。“ストリートフード”のコンセプトがあるほど気軽でカジュアルながら、料理はどれも本格的で、食べたあとはお腹いっぱい満たされます。
気軽かつカジュアルで誰でも利用できるけれども、ちゃんと美味しいもの。これまでの経験を通して、代々木上原のこの場所で描きたい姿がありありと浮かんできました。
フレンチ出身のシェフがつくる惣菜に、農家さんから仕入れる新鮮で思いのこもった野菜の数々。
デリショップから始まった「MAISON CINQUANTECINQ」の歴史をポケットに全部詰め込んだような、美味しくて幸せいっぱいのピタサンドイッチ屋。
僕らだからこそできるお店になる!これらの理由を通して、そう確信しました。
フレンチのプロが本気でつくるピタサンドイッチ
絶賛メニュー開発中ですが、定番でありシグネイチャーとなるファラフェルサンドは、試作をするたびにスタッフ一同その美味しさに唸っています(笑)。ヴィーガンの方にも、そうでない方にも、必ずや喜んでもらえると思います。
ベジメニューだけでなくお肉やお魚のメニューがあるのが「LA PITA」。
フレンチや中東のエッセンスを詰め込んだ、ラムの煮込みや鴨のコンフィをサラダ仕立てにしたサンドイッチ、「LANTERNE」のから揚げで培った技術をアレンジしたバターミルクフライドチキン、お魚のサンドイッチも考えています。
タヒニソースやグリーンチリ、アリッサ、マヨネーズなどのソースも全て自家製。
ピタパンはなんと・・・!まだ秘密ですが、スペシャルなパンをご用意できそうです。
野菜を手軽に美味しく食べられて、かつしっかりボリュームもあり、何より美味しい!そんなサンドイッチを目指しています。
サイドメニューには、旬の野菜を使ったデリをご用意します。とにかく、農家さんの美味しい野菜をたくさん楽しんで欲しいと思っています。
「MAISON CINQUANTECINQ」らしく、自然派ワインもたくさんご用意します。ピタサンドイッチを頬張りながらワインを飲む休日の昼下がりなんて、最高にいいですよね。もちろんノンアルコールも多数ご用意しますので、ご心配なく。
一緒に働きたいのは、こんな人
どんな具材でも詰め込める包容力のあるピタサンドイッチのように、さまざまな人が楽しんで働ける職場にしたい!今回の求人は、僕らにとっての挑戦でもあります。
今までのレストランでは、「レストラン経験豊富なシェフがいないと成り立たない」といった、属人的な側面が多分にありました。
もちろん、だからこそ提供できるサービスやクオリティがあることは誰よりも理解しているうえで、今回は、「想いがあれば誰でも受け入れられる」環境をつくることに挑戦したいと思い至りました。
例えば、結婚や出産など、ライフスタイルの変化を機にガッツリ飲食の現場に入ることが難しくなった人。
これまで飲食を仕事にしてきて、これからも飲食に携わりたいけれど、「ライフスタイルの変化により夜遅くまで働けなくなった」「少しの時間しか働けなくなった」そんな声をよく耳にしてきました。そんな人たちにも楽しく働いてもらえる、柔軟な職場でありたいと思っています。こんな条件だけど大丈夫?と、ぜひご連絡いただけたら嬉しいです。
例えば、飲食は未経験または調理経験はないけれど、食や海外の文化に強い興味関心のある人。
その日の仕入れをみながら感性でつくるのではなく、常に一定のクオリティを出せるように、レシピとオペレーションをしっかり構築していく予定です。なので、食べることが好きだったり、海外の文化が好きだったり、この記事を読んで何かひとつでも強く共感できるものがあれば、スキルは問いません。ぜひ応募いただきたいなと思います。
例えば、将来自分のお店を持ちたいと思っている人。
地方に移住してお店をやりたいという場合にも、ピタサンドイッチというフレームはぴったりかも。その土地の食材を活かすことができるし、自分の好きな具材を挟むことができる。お酒にもコーヒーにも合う。とってもいいコンテンツだなと感じています。うちでスキルやノウハウを身につければ、好きな土地で新しく自分のお店を開くのにも、役立つはずです。
もちろん、chercheの一員になりたいという人、大歓迎!
今回「LA PITA」の立ち上げには僕ががっつり入ります。レシピも調理もお店の運営についても、僕の隣でノウハウを学んでもらうことができます。興味や意欲のある人にとっては、多くのことを学んでもらえる環境になると思います。
お店を飛び出して農家さんを訪ねたり、海外でイベントをやったり。単なる飲食店にとどまらない多様な人との出会いがあり、経験が積めると思います。
僕らの、新しい挑戦。ひとつでも当てはまりそうだと感じた方は、ぜひ気軽に連絡もらえたら嬉しいです!
挑戦の、その先に
これまで僕は、自分のお店の他にも、飲食店やメニューをプロデュースするお仕事を多くしてきました。
僕らのお店のように、一部の人に刺さるコンテンツというよりは、多くの人に届けることに重きを置いているような会社さんともお付き合いする中で、いいものを多くの人に届けるということを、僕らもやってみたいと思うようになりました。
またこれまで僕は、新しいお店=新しいブランドと考えて、コンセプトやメニューを一から設計してきました。でも、それぞれのお店やブランドが年を重ねて、愛してくれるお客様やスタッフがどんどん増えてきた。
そんな姿を目の前にして、「chercheには、そんなにいっぱい新しいブランドをつくる必要はないのかも」「心を込めて生み出したものを、もっともっと成長させていきたいな」そう思うようになりました。
今回の「LA PITA」は、「MAISON CINQUANTECINQ」の姉妹店です。
カジュアルに、軽やかに、フレンチを楽しんでほしい。そんな「MAISON CINQUANTECINQ」が12年間大切にしてきたコンセプトや歴史やメニューを、「LA PITA」も踏襲していきます。
アウトプットの形こそ違えど、同じブランドとして位置付けているのには、こういう理由があるのです。
そして、ここ代々木上原で形をつくった先には、いろいろな地域で「LA PITA」をやってみたい。うちでもやりたい!とぜひご相談ください。
いろいろな人に届く、広がりのあるブランドに育てていきたいと思っています。僕らの新しい挑戦が、ここから始まります。
まずは、11月のオープンに向けて。みなさんの想像を超えるピタサンドイッチに、必ずなります!どうぞ楽しみにしていてください。
そして、この挑戦を一緒に楽しみたいという方からのご連絡を、お待ちしています!
新しい仲間と、出会えますように。
ご応募の方も、ご質問の方も、まずは気軽にメールいただけると嬉しいです。ご連絡をお待ちしております!
contact@chercheinc.jp
担当:今井
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