2020年2月北海道のおもいで
今更ですが2月上旬に3泊4日で北海道に行きました。
場所は旭川と札幌。真冬の北海道は初めてです。雪深い地域にほとんど行ったことがないので見る景色どれも新鮮で、-20°になるような記録的な寒さでしたが新鮮な経験になりました。
行きは羽田空港→旭川空港で北海道入り。
車でまず向かったのは美瑛。冬の美瑛の景色を今回とても楽しみにしていました。
鹿笛装着車…!?ついてまず乗ったレンタカーにどさんこ感を感じて嬉しくなる。
美瑛駅。地域資源の美瑛石を使用した石造りの建物。
美瑛駅の窓からの景色。
駅員さん以外はいませんでしたが、到着した電車からは下車する人も数名。
23時くらいまで電車は走っている。到着早々に美瑛駅の公衆トイレでトゥルンと滑りそうになりました。
言葉が必要ない静かな世界にしばし立ち止まる。
普段は観光客で賑わう美瑛の丘に殆ど誰もいませんでした。この日の気温は−10°くらい。でも不思議と寒さはそんなに気にならなかった。
美瑛から車を走らせること1時間弱。北海道東川町で家具や家づくりをしている「北の住まい設計社」に到着。
殆ど人がいない場所に北の住まい設計者の家が点々とあり、どこに入ればよいのか少し迷いながら、とてもさりげなくかかっている看板でカフェを発見して入る。
カフェ空間のインテリアも、シンプルな中に独自のデザインが活かされた素敵な佇まいで、ランチは地場の食材を使っていてとてもおいしかったです。
続いて、旭川市内に戻ってからは川村カト子アイヌ記念館に。
外は寒くても室内は温かい北海道についてまさかの暖房がほとんどきいていない記念館。恐らく建物が古いせいなのですが、アイヌ民族の血をひく方たちで長年運営されているそう。
一方行政の力によって莫大な資本が投入され、白老町という地域にウポポイ(民族共生象徴空間)というアイヌ文化復興のためのナショナルセンターが完成するらしく、北海道滞在中は空港施設や駅構内、雪まつりなどの大規模行事の中でも、見ない時はないくらい一生懸命に民族共生を宣伝していました。
でも、アイヌの人たちが自分たちで運営している質素な小さな記念館をみると、彼らはどのような気持ちなのか複雑な心境になりました。
さて、翌朝朝食で訪れたのは星野リゾートが運営している旭川OMO。
昔は旭川を代表する高級ホテルだった場所を星野リゾートが運営するようになってからは、”街を楽しむ”という視点から、その街だけの楽しさや美味しさを紹介したり度する心をくすぐる仕掛けを用意している新しい都市観光ホテルに生まれ変わったようです。
残念ながら宿泊は出来ませんでしたが、朝食にお邪魔しにいきました。
バイキング形式。和食、洋食、デザート(ワッフル)など選べる種類が相当豊富、ドレッシングやスイーツソースなどもいろいろ選べる食べ放題なので欲張って少しづつ多品目食べました。
北海道では山わさびが流行っているらしく、どこでもごはんのおかずで山わざびを選べます。
味もおいしく、2,000円のコスパはとても満足。また来たい。
ローカルを味わえるホテルを魅力にしているので、ホテルのフロントのすぐ後ろには地域のおすすめスポットなどが書かれていたり、スノーボードシーズンなのでホテルに併設されているスポーツ用品店の入口には旭川周辺エリアでウィンタースポーツを楽しめる地域の情報が記載されていました。
この後札幌に移動してからは、ゆきまつりを見たり、雪がしんしんと降る中すすきのを歩き回ったり定山渓温泉にいくなど、短い時間を満喫。北海道は寒い中にも温かさ、誰も人がいないけれど感じられる豊かさがありました。
また暖かくなったら行こう。ありがとう北海道。
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