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「価格自由」なデザイン屋さんを実験します

来月からフリーランスになるちーさんです!

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デザインの依頼を受け始めて悩ましいのが「価格設定」
とくに初めてやる種類の仕事についてはなかなか価格がつけづらいなと感じます。

でもよくよく考えると、お金の重みって人によって違うし、状況によっても違うと思うんですよね。

ということで、価格を提示しない「価格自由」のデザイン屋さんをやってみようというアイデアをここで共有します。

お金の重みは人それぞれ

冒頭でも書いたように、お金の重みって人によって違うと思います。

たとえば、同じ100円でも、月1000万円稼ぐお金持ちにとっての100円とホームレスの人にとっての100円って価値が違いますよね。

あと、人それぞれ価値観も違うので、何に価値を感じるかも違ってきます。

デザインでいうと、デザインの重要性をすごく感じている人にとってはデザインにお金をかけたいと思うでしょうし、そうでもない人はまずは低価格でやってみたいと思うでしょう。

私に信頼を抱いている人は高いお金を払っても良いと感じるかもしれませんが、初めましての人はそうは思えないでしょう。

さらに、お金の出どころによっても価値が変わってきます。

私は、会社員の仕事でデザインを外注したことがあります。会社員にとっての外注費は会社から降りてくるものであり、自分のポケットマネーではないので、大きな金額だとしても割とサクッと決断できます。

このように、同じものを制作するにしても、誰がどんな状況で支払うのかによって、値段は変わっていくものだと思います。

そう考えると、自分のデザインに値段をつけるのはナンセンスなんじゃないかなーと思うようになりました。

自分から提示するのは押し付けになる

先ほどの前提を踏まえて、お客さんごとに違う価格を設定しようとしても、自分から相手の状況を想像して金額を提案するのは、なんか押し付けがましいような感じがするんですよね。

そこで思ったんです。

価格設定を完全にお客さんに委ねてみてはどうだろうか?

クリエイターの人でこれをやってる人はあんまいないんじゃないかなーと思います。だって、めっちゃ安い金額を提示されないか不安じゃないですか。

でも私は、他の人と比べると、稼ぎたいという欲が少なく、お金に対する執着が少ない人間だと思ってます。

だったら、その性格を生かして他の人があまりやらなそうなことをやってみても面白いかなと思ったのです。

こうすることで、今はお金があまりないけどデザインを依頼したいという人も依頼ができるようになるし、私はそういう人に寄り添えるデザイナーになりたいと思っています。

価格自由なので、たとえば「ロゴデザインを10円でお願いします」みたいなことも可能性としてはあり得るわけです。

それでもやるのがルールですが、そういう人はおそらく滅多にいないだろうという性善説的な考えのもと、「価格自由のデザイン屋さん」をやってみます。

一方で、お金に余裕のある人や企業からのご依頼なら、自分が想像する以上にお金がいただけるというラッキーなこともあるかもしれません。
そうなると、自ら価格を提示することが逆に損失になるということもあり得ますよね。

実際にやってみてあまりにも収益的に厳しい場合は、やめるかもしれません。そういう意味で「実験」と書きました。

お客さんにお金やお金以外の価値を提案してもらうというやり方は、お客さん側に多少なりとも考えるという負担を与えてしまうものではありますが、デザイン制作はなんでもデザイナーに丸投げするより、お客さんにもある程度参加してもらう方がいいものは生まれると考えています。
デザイナーに提示する価格を考えることで、「なんのためのデザインなのか」「どんなデザインが欲しいのか」を改めて考えるきっかけにもなるかなと思います。

価格の提示方法

お客さんに価格を提示してもらう際にはいくつかルールを設けさせていただきたいと思います。

<「価格自由」なデザイン屋さんのルール>
●価格の決め方は自由です。相場は気にせず「気持ちよくお支払いしたい」と思える金額をご提示ください。
●どんな金額でも承りますが、高い金額をいただけるほどモチベーションにつながります。
●明確な期日がある場合は、その時に抱えている案件の状況を鑑みて、期日に間に合わせるための追加料金をご相談する場合があります。
●有料素材の使用など、原価がかかるものを使用する場合、事前に相談のうえ別途請求させていただく可能性があります。
●制作したデザインは実績に掲載させていただきます。NGな場合は、+1000円の非掲載料金をいただきます。
●提示価格は消費税抜きの金額でお願いします。請求時に10%の消費税が加算されます。

実際に書いてみて思ったより追加料金のルールが増えてしまった・・・w
まあでも自分の身を守るためのルールなので、お許しくださいm(__)m

物々交換ルール

また、金銭的な余裕がなくお金が払えないという状況にある方は、物々交換的なやり方も検討させていただきます。

私がデザインを作成する代わりに、私が喜びそうな何かを提案してください。ヒントは、Twitterのタイムライン音声配信を遡ると見えてくるかもしれません。


私が「それならやってみたい」と思えることなら、お金をいただかないかたちでの制作も検討させていただきます。(必ずOKするとは限りませんが、一緒にWinWinになるアイデアを考えます)

なんでもお金で解決するのではなく、そういうやり方も面白いと思います!

支払い方法について

支払い方法は、「先払い」と「後払い」の2種類を用意しました。

●先払い(クレカ、銀行口座振替)
先払いでは、PayPalを使った決済で承ります。デザイン制作前にPayPal上で請求書をお客さんのメールアドレスにお送りし、決済が確認できたら制作をスタートします。クレジットカード、銀行口座からの支払いが選べます。先払いしてもらう代わりに決済手数料はこちら負担となります。ルールに書いた事情により金額が上乗せとなった場合は納品後に改めて請求します。

●後払い(振込)
後払いでは、納品完了後に請求書を送るので、翌月中に銀行口座に振込を行っていただきます。後払いになる代わりに、振込手数料はお客さん負担となります。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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