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半日デジタルデトックスでスマホ依存から抜け出そう。

こんにちは!ちーさんです。

1月1日は、年始早々デジタルデトックスということで、スマホとインターネットがない生活をしておりました。

実施期間としては、12月31日22時〜1月1日16時30分まで、18時間半です。
そのうち、10時間は睡眠していたので、実質8時間半ほどの時間をデジタルデトックスしました。

結論、デジタルデトックスかなりおすすめです。
特に、スマホやPCとの接触時間が長い人ほど気づきの多い体験になると思います。

今回の記事では、デジタルデトックスしてみて気づいたことやおすすめのやり方を紹介したいと思います!

デジタルデトックスのやり方

まずは、今回どのような形でデジタルデトックスを行ったかを紹介します。
デジタルデトックスといえば、どこか宿をとったりプログラムに参加したりという方法があると思いますが、そういったやり方はお金がかかりそうだったので、今回はいつもの生活からデジタルを引き算するという方法で行いました。

まず、すべてのデジタル機器(PC、スマホ、タブレット、スマートウォッチなど)を押し入れなど目につかない部分に閉じ込めます

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つぎに、WiFiのコンセントを抜きます。

準備はこれだけ。
あとは押し入れの扉を閉めたら「デジタルデトックスが終わるまで開けない」と決意しましょう。

デジタルデトックス中は、特にやることを決めずにいつも通り生活をしました。
まあ、これまで余暇時間のほとんどをデジタルデバイスとともに過ごしていたので、すっごく暇になってしまいましたがw

デジタルデトックスのメリット

実際に8時間ほどスマホとネットから離れてみて感じたことをまとめます!

●スマホ依存からの脱却
人は離れてみて初めて、自分がどれほど依存していたかということに気づくものです。私の場合、体感で10分おきくらいにスマホをチェックしてしまっていたので、今振り返るとすごく依存していたなーと思います。いつも通知が気になって仕方がないという状態でしたが、この方が異常なのです。8時間ほどスマホを持たない生活をしてみて、「スマホがなくても大丈夫だ」ということに気づくことができました。

●非日常体験
いつも当たり前に持ち歩いてたスマホがないだけで、新しい日常と出会うことができます。外出先で時間がわからなかったり、いつもコーヒー飲みながらスマホをみていたところをコーヒーを飲むことだけに集中できたり、いつもは行かない場所に行ってみるきっかけになったり。私は、デジタルデトックス中、普段はあまり行かない本屋さんを1時間ほど徘徊してました。料理を作る時もいつもはスマホでレシピを調べますが、何も調べずに経験と勘で料理しました。

●動物的本能の覚醒
散歩中スマホがあると、ラジオを聴きながら歩いたり、歩きながらスマホをみたりしますが、それができないので、五感が冴える感覚がありました。いつもは目につかないものが目についたり、聞こえない音が聞こえたり。デジタルデトックスの日は元旦だったのですが、運良く散歩ルートで富士山を見つけました。いつもなら写真を撮ったらすぐに立ち去ってSNSに投稿していましたが、写真が撮れないので目に焼き付けようとじっくり富士山を見つめました。

●集中力UP
スマホやネットが使えないと、今までマルチタスクだったのがシングルタスクになっていきます。たとえば読書。今まではスマホが脇にあったので、ちょっと読むのが飽きるとすぐスマホを開いていましたが、これでは集中できるはずがありません。デジタルデトックス中の読書は信じられないくらい集中できました。

一通りやってみて、デジタルデトックスで得られるメリットは、ファスティング(断食)ととてもよく似ているなと感じました。

私は、2020年の2月以降、4ヶ月おきくらいに3日間断食をやっています。

ファスティングにおける健康以外のメリットは、食べなければならないという食への依存からの脱却という面が大きいです。
断食をすることで、「少しくらい食べなくても大丈夫なんだ」ということに気づきます。
また、普段当たり前に食べていたものを強制的に一旦ストップすることで、食べすぎていたことに気づくということがあります。

あとは、断食も非日常体験です。
食べ物を食べないというだけで、時間の使い方が大きく変わりますし、同じ世界にいてもいつもと違うように見えたりすることがあります。

五感が冴えるというのも断食で起きますね。
私たち人類は、もともとは狩猟採集民族で、その期間のほうが長かったんです。
なので、空腹が当たり前。デジタルデバイスももちろん当時はありませんでした。
そういう意味で、飽食とデジタルデバイスを手放すと、本来の人間が持つ機能が開花していくんだと思います。

半日デジタルデトックスのスケジューリング

デジタルデトックスを実施する期間についても色々あると思いますが、今回半日でやってみて、半日がよかったなと思いました。

半日でやる場合、朝パターンと夜パターンがあります。
時間としては、睡眠時間を除いて6~10時間くらいできれば良いと思います。
普段どのくらいネットと繋がってるかにもよると思いますが、私のように仕事もデスクワークでスマホをよく見ているという方はこのくらいの時間でも十分効果あると思います。

▼スケジュール例
朝6時に起きて夜11時に寝る人が8時間のデジタルデトックスをする場合
朝パターン:6時〜14時
夜パターン:15時〜23時

睡眠の質向上などを考えると、夜パターンで実施したほうが良さそうですね。
デジタルデトックスに入る前にその日のタスクを終わらせるという意気込みでいくと、メリハリがついて集中できそうです。
もし、次の日の朝予定がないなら、スマホの目覚ましなどが鳴らないように寝てる時間もデジタルデトックス状態にしておくのもおすすめです。

夜に用事が入ってて誰かと連絡を取らなければいけない場合は、朝するのも良いと思います。

私は今回、夜に用事があったため、朝パターンで実施しました。
そして前日の夜のうちにWiFiなどを切っておき、デジタルデトックス当日の朝は目覚ましが鳴らないようにしておきました。
その結果、いつもより3時間くらい睡眠時間をオーバーしましたが、久しぶりに自然光で起きたのでとても気持ちよかったです。

半日デジタルデトックスがおすすめな理由

半日だけデジタルデトックスしてみる、というのは気軽さの面でも、得られる効果の面でもおすすめです。

●午前か午後に予定が入ってても大丈夫
先ほどもスケジュールのところで触れた通り、半日デジタルデトックスであれば、午前か午後に何か予定が入っていても問題なく実行することができます。なので、普段の土日などを使って気軽に実行できます。

●音信不通による周りへの迷惑がかかりづらい
さすがに丸一日連絡が取れないとなると、もしかすると周囲に何かしらの迷惑をかけてしまうことになるかもしれませんが、半日だけでしたら、遅くとも24時間以内には返事ができるので、そこまで問題にはならないと思います。

●準備不要ですぐにスタートできる
今回、私はデジタルデトックスのための準備はとくにせずに実行しました。期間が長ければ長いほど、デジタルデトックス中にやることを予め用意したり、音信不通になる旨を周囲に連絡したりなど、準備が発生すると思います。半日だけやるなら、やることはデジタルデトックスが始まってから探せば見つかると思いますし、周囲への連絡も不要です。

●最初の数時間が1番新鮮
デトックス期間は長いに越したことはないのかもしれませんが、おそらく最初の数時間が1番変化を実感して、そのあとは徐々に慣れてしまうのかなと思います。
あまりにも長期間デジタルデトックスしてると、仕事にならなかったり連絡がつかないことで周囲に迷惑をかける可能性もあるので、変化が大きい最初の数時間だけを体験するというのはいいなと思いました。

デジタルデトックスは、1週間ガッツリ!とかよりも半日くらいスマホから離れるというのを定期的にやった方が良さそうな気がします。

半日デジタルデトックス体験記

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デジタルデトックスをしている間、起きた出来事や感じたことをメモにまとめてました。(手書きでメモ取るの超久しぶり‥w)

ここにメモしたことをシェアしたいと思います。

8:00 自然の光で起床(とてもおだやか)
・銭湯に行きたいが正月も開いている銭湯を調べられない。
8:15 白湯をすする
・エアコンの音と白湯をすする音だけが聞こえる。
・今日やることを考える。
→ごはんを作る以外にやることがない。
「私ってこんなに自由だったんだ」
8:30 とりあえず散歩
・いつもより五感が冴えてる。
・近所の銭湯の店の前まで行って開いてるかどうかを確認。
・近所の公園から富士山が見えた。
→撮影したいがスマホがないので目に焼き付ける。
9:30 朝ごはん
・おせちの残りと実家から送られてきたおかずを食べる。
10:00 コーヒータイム
・コーヒーを飲むことだけに集中できたので、味が美味しく感じた。
・時の流れがゆっくり。起きてから2時間しか経っていない。
・自分の呼吸の音がする。
・ダイソーで暇つぶしになりそうなものを買おう。
10:15 買い物&散歩
・外での時間がわからない。
・家電売り場のテレビで時刻を知る。
・ダイソー休みだった。
11:00 風呂
・することがないので、風呂に入る。
・デジタルデトックスはファスティングに似ている。
→スマホがなくても生きていける。
11:30 掃除&もち作り
・お正月なのでとりあえずもちを食べよう。(納豆もち)
12:00 本屋さんへ行く
・本屋徘徊楽しかった。
・いろんな生き方があるなーと思った。
・「スマホ脳」というデジタルデトックスに関わる本を購入。
13:00 読書
・すごく集中して読めた。
・スマホが視界にない、通知が来ないというだけでだいぶ違う。
・本を読んでスマホがある状態の方が脳にとって異常だとわかったので、デジタル断食を定期的にやりたいと思った。
14:30 おやつ&コーヒータイム
・昨日Twitterで教えてもらったりんごのレシピを実践。
・Twitterをみれないので記憶で作った。(りんごのカプレーゼ)
・デカフェのコーヒーを淹れる。
15:30 読書
・場所を変えたら集中力UPした。
16:30 終了

デジタルデトックス中におすすめの本「スマホ脳」

体験記のところでも少し触れましたが、たまたま本屋で見つけた「スマホ脳」という本がめちゃくちゃよかったので、紹介します。
この本、まさにデジタルデトックス中に読むのにぴったりです笑

以下、Amazonの概要より抜粋。

・わたしたちは1日平均2600回スマホに触り、10分に1回手に取っている
・現代人のスマホのスクリーンタイムは1日平均4時間に達する
・スマホのアプリは、最新の脳科学研究に基づき、脳に快楽物質を放出する
〈報酬系〉の仕組みを利用して開発されている
・10代の若者の2割は、スマホに1日7時間を費やしている
・1日2時間を超えるスクリーンタイムはうつのリスクを高める
・スマホを傍らに置くだけで学習効果、記憶力、集中力は低下する
・世界のIT企業のCEOやベンチャー投資家たちの多くは、わが子のデジタル・デバイスへのアクセスを認めていないか極めて厳しく制限している
・フェイスブックの「いいね! 」の開発者は、「SNSの依存性の高さはヘロ
インに匹敵する」と発言している

この本では、なぜスマホが手放せないのかということについて、脳科学と人類史に基づいて詳しく解説がされています。
人類は狩猟最終民族の歴史が長く、脳の進化が現代の環境に追いついていないというのが主な理由です。
なぜ食べすぎてしまうのか、についても同じロジックなのだそうです(面白い!)。

また、FacebookやAppleなどのIT企業は、その人間が持つ性質を巧みに利用して、私たちをスマホ中毒にさせているということがわかるので、毎日通知を楽しみにしている自分がなんだかアホらしく感じられてしまいます(笑)
概要に書いてある「世界のIT企業のCEOはわが子にデジタルデバイスを持たせない」というのは、彼らが自分たちがいかにとんでもないものを作ってしまったかということを理解しているからです。
デジタルデバイスが、集中力と記憶力を奪ってしまうということもよく分かりました。

気づいたらスマホを開いてしまっている、という方にはぜひ読んで欲しい1冊です。

デジタルデトックスこんな人におすすめ

最後に、今回私が実践したデジタルデトックスをおすすめしたい方をまとめます。

●1日中スマホを持ち歩いている
何度も書いていますが、スマホとの接触時間が長い人ほど、デジタルデトックスはおすすめです。トイレにまでスマホを持っていくという方は、自覚がなくてもスマホ依存である可能性が高いでしょう。そこまででなくても、信号待ちの時間などスマホを見る必要がないタイミングでなんとなくスマホを開いているという方も、一度スマホを手放してみると、自分がどれだけスマホをみすぎていたかということに気づくと思います。

●何かに追われていて時間がないと感じる
スマホやネットで常に情報が入ってくると、やらなきゃいけないことが大量にあるような錯覚に陥ってしまいます。でも、実際には本当に重要なことはほんの一部だったりしますよね。常にスマホを見ていると、いろんな人のいろんな情報が入ってきて無意識に他人と比べてしまい「自分も頑張らなきゃ」となって、やることが増えるということもあると思います。そうしたインプットを一回遮断すると、「やるべきことはそんなに多くないな」ということに気が付くかもしれません。体験記にも書きましたが、私はデジタルデトックス中に時間が増えたような感覚になり、自由を感じました。何かに追われて焦っている方は、余計な情報を一度遮断してみてはいかがでしょうか?

●子育てをしている
詳しくは先ほど紹介した「スマホ脳」の本を読んでいただきたいのですが、デジタルデバイスが与える悪影響は、大人より子供のほうが顕著だそうです。子供の方がスマホに依存しやすい脳の構造をしているためです。だからスティーブ・ジョブズは子供にiPadを触らせないのです。子供の教育のためにも、まずは自分がデジタルデトックスを実践してみて、デジタルデバイスがない(制限された)子育て環境を検討してみるのも良いと思います。


半日デジタルデトックスは誰でも気軽に始められますので、少しでも興味を持った方はぜひやってみてください。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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