【制作実績】「骨皮イワナ」おつまみパッケージ
宮城県栗原市の温泉旅館「温湯温泉 佐藤旅館」が販売する「骨皮イワナ」のパッケージデザインをしました！
期間：2024年3~4月
担当：企画、デザイン
使用ツール：Illustrator
ご依頼者：温湯温泉 佐藤旅館 様
📝ご依頼内容
温湯温泉佐藤旅館さんは、イワナ料理を名物とした宮城県北部の山奥にある温泉旅館です。イワナ料理を作る際に、破棄することになってしまうイワナの「骨」と「皮」をなんとか無駄なく活用できないか？ということで生まれたのが、「骨皮イワナという」商品。
以前のパッケージは、白黒のシンプルなものでしたが、こちらですと魅力が伝わりづらいということで、私の方でデザインをリニューアルさせていただくことになりました！
▼ご要望
■温湯温泉佐藤旅館のことを思い起こさせる、行ってみたくなる
■佐藤家の家紋である「源氏車」を配置するなど、花山の歴史を想起させる
■食感を連想できるような軽やかなデザイン
■建物の雰囲気と相まった、昭和レトロでモダンなデザイン
■イワナの文様である水玉や、清流を思い起こさせる川の流れ
■賑やかながらも可愛らしい、美と健康に訴求するパッケージ
イワナは、3年くらい養殖が必要な、希少で高級な食材。高級感を出しつつ、生産者の想いや旅館の歴史も反映するようなデザインを考えました。
💡デザインの説明
表面は、栗原の自然の恵みを現す、紅葉の美しい栗駒山と狭間川の流れをイメージした3本線をあしらいました。リボンのデザインもいれることで、イワナは栗原の自然からのギフトであることを表現しました。円形は、骨皮イワナのコンセプトである地域資源を無駄なく活用するという命の循環の意味を込めています。イワナのイラストを入れ、周囲は波や水飛沫で古風な感じにしました。高級感の出る筆文字風のフォントを使用し、メインの文字の上に細くて白い線を入れることで、骨っぽい形に仕上げています。裏面は、説明や栄養素がみやすいように、和のテイストでシンプルなデザインに。食べ方のイメージを湧かせる盛り付けイメージ写真をいれ、佐藤旅館公式キャラクターのおさとうちゃんも入れて、親しみやすさをUPしてます。
⏳デザインプロセス
【1】ヒアリング
佐藤旅館の館長・商品を開発した旅館の女将さんとお話をして、商品開発の経緯や商品に込められた想いをヒアリングしました。
【2】初校提出
初校は、4パターンご用意し、会議の中でデザインの意図についてご説明しました。
こちらを見たうえで、佐藤旅館の館長がラフイメージを共有してくださったので、こちらを元に再度デザインを検討しました。
【3】デザイン再提案
ラフをもとに、忠実に再現したものと色や質感を少し変えた、合計６パターン提案しました。
【4】修正
この中から選んだ一案について、さらに様々なフォントを検討しました。
装飾の微修正、そして裏面のデザインも作成し、納品させていただきました。
【5】完成
🎉依頼者様のご感想
こちらの急な要望と無理なお願いにもかかわらず、丁寧に寄り添って作ってくださいました。
オンライン上で多くの時間をいただき、こちらの商品開発への想いを汲み取っていただき、それをデザインに落とし込んでくださいました。
複数の案を提示していただいたことで、取捨選択がしやすかったですし、さらにそこからイメージを膨らませることができました。
今回1番ありがたかったのが、栗原に特化した商品ということで、お客様が一目で「栗原のイワナ」ということが認知されるようなデザインを可視化してくださったと思います。
おかげさまで、販売も好調ですし、さらに、下ろしている商業施設様からデザインのお褒めの言葉を頂戴しました。
売れ行きがいいのもちーさんのデザインのおかげかなと思っておりますので、今後も商品開発に関してご一緒できれば思っています。
本当にありがとうございました！
こちらの商品は、佐藤旅館の売店でご購入いただけます。
私が行った時は売り切れていましたが、「アクアイグニス仙台」という商業施設でもお買い求めいただけます！
アクアイグニスでは売れ筋商品らしく、「パッケージが良いから売れてるのでは？」と言っていただけました^^
今回は、パッケージデザインというご依頼でしたが、お客様の商品への想いをデザインにまとめるロゴ制作のような側面もあり、制作していてとても面白かったです。お客様と二人三脚で制作することができ、大変喜んでいただいてよかったです！
最後までお読みいただき、ありがとうございました！
デザインのご依頼は、XのDM、InstagramのDMまたはお問い合わせフォームよりお待ちしています。
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