【銭湯哲学】銭湯と純喫茶の共通点
最近、純喫茶巡りにハマっています。時間がある時に、近くの純喫茶に行くことにしています。
なぜハマっているかと言うと、純喫茶と銭湯の雰囲気がなんとなく似ている気がするからです。
今回は、銭湯と純喫茶の共通点について考えてみましょう。
純喫茶よりの銭湯とは
まずは、銭湯の中でもより純喫茶に近い銭湯について説明します。それは、だいたい昭和の初期ごろに建てられて、今も原型を残している銭湯で、伝統的な木造建築、高い天井、外観は宮造りの銭湯です。
このような銭湯が、純喫茶に近い感じがする銭湯です。
それではここから、こうした銭湯と純喫茶の共通点を探ってみましょう。
共通点①昔ながらのインテリア
まず、インテリアが似ていると思います。純喫茶のテーブルや椅子を見てみると、少し味のある濃い色をした木が使われていることが多いです。
銭湯でも、休憩用のベンチや柱、ロッカーの枠組み、下足箱などが、同じような質感の木材が使われているなと感じます。
共通点②お客さんの雰囲気
客層を見てみると、純喫茶も銭湯も、近所の人の憩いの場となっていることが多いです。繰り広げられる会話も、たわいのない日常会話です。
例えば、チェーンのカフェに行くと、勉強や仕事をしていたり、真面目な話や商談をしている人が多いような気がしますが、純喫茶だと、ご近所さん同士で会話や、コーヒーを飲みながらぼーっとしたり、静かに読書をして過ごしているような人が多いと感じます。
銭湯も、ご近所さん同士の井戸端会議や何も考えずにのんびりしている人が多いので、客層にも共通点があるなと感じました。
共通点③家族経営が多いこと
銭湯は、家族経営でやっているところがほとんどです。
一方、純喫茶も夫婦や家族で経営しているところが多いのではないでしょうか。アルバイトをたくさん雇っていたり、店員さんが頻繁に入れ替わるチェーン店との大きな違いはここにあるかなと思います。
続いては、家族経営だからこそ感じられる、銭湯と純喫茶の共通点を考察していきましょう。
共通点④オーナーの個性が出る
純喫茶も銭湯もチェーン店ではないので、空間作りに対してオーナーの個性がかなり出ています。
ちょっとした小物やインテリアの配置、壁の張り紙など、純喫茶も銭湯も、個性を感じることができるシーンが多くあります。
共通点⑤実家感
実家っぽい雰囲気を感じることができるというのも、共通点かと思います。
銭湯も純喫茶も、家族でやっていることが多いので、毎日同じ顔に出会えたり、自然と「おかえり」のような声がけも行われます。
家ではないけども、行くとなんとなくホッとする、そんな空間が、銭湯や純喫茶じゃないかなと思います。
機能性を求めるならスーパー銭湯、温もりを求めるなら銭湯
ここまでまとめてみて、銭湯とスーパー銭湯の違いは、純喫茶とカフェチェーンの違いと似ているなと思いました。
チェーンのカフェは、サービスが均一化されていて、「利便性」や「機能性」に長けていると思いますが、純喫茶のような人の温もりは感じにくいと思います。
一方で、スーパー銭湯も基本的にはチェーンでやっているところが多く、従業員もたくさんいて、経営者の顔は見えません。
銭湯は、番台で経営者と直接会えたり、いつもと同じ顔ぶれが揃っていたり、人の温もりや安心感が感じられる場所です。
利便性はスーパー銭湯ほど高くないかもしれませんが、心に安らぎを求めたいなら、銭湯に行ってみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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