ボールペンに変えてみた
高校三年生を冬を境にシャーペンを使わなくなった。きっかけは単純だった。友達が、ボールペンを使った方が頭が良くなるらしいよ、と言っていたのを聞いたからだ。すぐに影響を受ける私はその日からボールペンを使うことに決めた。
自分でも笑ってしまいそうになるくらい単純だ。その友達にもその話がきっかけでボールペンを使い始めることにした、なんてことは言っていない。最初はお試しのつもりで、頭が良くなるなんて、そんなわけないって思いながら、でもちょっと期待して筆箱の中の精鋭シャープペンシルたちを引退させて、家にあったボールペンを使いはじめた。
今、ボールペンを使いはじめてから11ヶ月経過した。最初にボールペンを使いはじめた時は、きっとまたシャーペンに戻ると思っていたのにこんなに続くとは思わなかったから自分でも驚いている。
それで、自分なりに頭が良くなったのかはさておき、ボールペン生活がもたらした変化を並べてみた。
と、挙げてみるとこんな感じ。結論はシャーペンをなくしてボールペンだけの生活になってもあまり不自由はなくむしろ気に入っている。
だから頭が良くなったかは分からないけれど、思い立って書くまでのプロセスが短縮されて、書きながら誤字をいちいち修正することなく書き進めるから、書くと言う行為が今までよりもシンプルになったと言えるのかもしれない。
もちろんノートの誤字を二重線で消して書き直した部分があるのは解せない人もいると思うし、私もさすがに筆記試験ではシャーペンを使うけど、今のところボールペンを使って書くことを気に入っている。物事の瑣末にとらわれずに、より、書くと言う行為そのものをしているという気持ちにさせてくれるから。だからもう少し続けてみようと思っている。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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