やわらかい砂のうえ

20代後半になって、若さが失われていくように感じて焦る瞬間がある。
けれど、もうすでに外見の美しさに執着する年齢ではないのでは。と冷静になる瞬間も同時にくる。

「美しくなる」ということは、他の誰かのようになることを目指すのではなく、自分が自分のまま世界と向き合う力を得ることなのだ。

私は自分のことが嫌いだ。と今まで思っていたけど、最近は違う。
自分のことが大好きだけど、認めてくれない世界が嫌いなのだ。
こんなに頑張ってるのに。私に何も与えてくれない世界が。
なんで、私に銀の靴をくれないのか。どこにでも連れて行って、楽しいことがしたいのに。

そんな与えられ待ちの自分が嫌いになる。
けど、好きになりたい。面倒な自分もひっくるめて。

今付き合ってる人は、そう言う自分も含めて認めてくれている。
私は幸せなのかもしれない。

「美しくなる」私もなりたい。
世界と向き合えるくらい強い力を得るためにはどうしたらいいのか。

今はとりあえず自分を認めて好きになる。
銀の靴がなくても、自分の足で楽しい場所へ進むのだ。


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