2024年に読んだおすすめ小説
こちらは おすすめ本 Advent Calendar 2024 の1日目の記事です。
おすすめ本 Advent Calendarの作成者です。今年で通算5年目になります。明日からもどんどんおすすめ本が投稿されますので、アドベントカレンダーのリンクからぜひご覧ください!
おすすめ小説5選
今年1年で読んだ小説の中で特におすすめな小説を5作品紹介します。帰省や旅行のお供にぜひご検討ください。
世界でいちばん透きとおった物語
こちらかなり話題になっているので知っている方もいるのではないでしょうか?私自身も話題になっていたのをきっかけに購入しました。
終盤に差し掛かった時、全ての謎が解けました。ゾクゾクと鳥肌が立ち、ページを行ったりきたり。ここ数年で一番衝撃を受けました。読書体験自体に驚きを感じられます。とにかく紙の本で読んでみてください・・・!
そこまで長くはないので気軽に読める1冊だと思います。色々語りたいのですが、ネタバレにしかならないのであまり書けません・・・。
そして、なんと、この作品、来年に2が出るようです・・・!!!
正直この続編ってどうなるんだ・・・?という気持ちでいっぱいなのですが、とても楽しみです。皆さんも1を読んでわくわくしながら2を待ちましょう!
ゴーストハント1 旧校舎怪談
ゴーストハントシリーズの1作目となります。元々は「悪霊シリーズ」として1989年に別レーベルで刊行されていました。その後漫画化され、小説版もリライトされ増田。今回はリライトされた小説を読みました。
私は小学生の頃、この漫画の大ファンでした。心霊現象を調査して解決していくストーリーでなのですが、今でも鮮明に思い出せるほどとてもとても怖い話でした。本当に怖いんです。ですが、ポルターガイストやPK、九字などの知識を知るのがとても面白く、夢中になって読んでいました。「小説版も読みたいな」とずっと思っており、今回ようやく読みました。
リライトされたゴーストハントシリーズとしては7巻まで刊行されています。さらに続編の「悪夢の住む家」の上下巻が刊行されています(こちらはリライトされていません)。一緒に沼に入りましょう。
レーエンデ国物語
「これぞファンタジー小説」と大歓喜の作品でした。
レーエンデの地に暮らす人々の生活や人生を綴るファンタジー小説です。渋谷のカフェ、岩盤浴施設の休憩所、電車の中で、号泣しながら読みました。周りの方はギョッとしたでしょうが、読み進める手が止まりませんでした。レーエンデの地に取り憑かれてしまいました・・・。トリスタン・・・。辛い出来事が回想され、悲しい出来事も起こる物語ですが、「これこそ人生」と心にぐっときました。
レーエンデ国シリーズとしては4作品刊行されています。私はまだこの1冊しか読んでおりません。1作目の読了後あまりにも胸がいっぱいで2作品目に手が出せませんでした・・・。2025年は残り3作品全て読み切りたいと思っています。
N
6つの章で構成された作品です。なんとこちら、6つの章のどれからどの順番で読んでも物語が成立するという不思議な作品となっています。
「どういうこと?」と考えながら読み進めていたのですが、読み終わって全てを知った今、この状態でもう一度全てを読み直したいという気持ちでいっぱいです。『あなた自身がつくる720通りの物語』とあるように、読む順番によって得られる感想が全く違うものになると実感しました。「この章とこの章、読む順番変わっていたら絶対感想違ったな〜!!!」と。
ちなみに私は「笑わない少女の死」→「名のない毒液と花」→「飛べない雄蜂の嘘」→「落ちない魔球と鳥」→「消えない硝子の星」→「眠らない刑事と犬」の順番で読みました。
ショートケーキ。
ショートケーキにまつわる短編が詰まった短編集です。
本屋さんに並んでいる中で表紙が目にとまりました。「ショートケーキといえば誕生日」くらいしか思いつかず、一体どんな内容の短編が詰まっているのだろうと興味を惹かれ購入しました。
結果、ホールケーキっていいなと思ったり、大学時代のアルバイトを思い出したり、どうなるんだとドキドキしたり、想像の何倍も心を刺激された1冊でした。ちなみに私のお気に入りは一番最後の「騎士と狩人」です。
長編小説はちょっと、という方はぜひこちらを読んでみてください。
最後に
まだまだ紹介したい本はたくさんあります!そして読みたい本もいっぱいです。皆さんのおすすめの本もぜひ教えてください。