ドイツはホームドクター制だから、とりあえずホームドクターへ行こう

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【ドイツはホームドクター制だから、とりあえずホームドクターへ行こう】

ドイツはホームドクター制が採用されている為、かかりつけの病院を持っておく必要があります。

何か病気になった時、まずはかかりつけの病院に行かなければなりません。その上で、かかりつけのお医者さんが○○科で診てもらって下さいと言い、紹介状を出してくれたら、他の科の病院へ行く事が出来ます。

他の病院へ行く際、ホームドクターからの紹介状が無いと診てもらえない

かかりつけの病院ではない耳鼻科や整形外科や眼科などにかかりたい時でも、まずはかかりつけの病院に行き診察をしてもらった上で、かかりつけのお医者さんが「○○科の病院へも行ってください。」と言い、お医者さんから紹介状を出して貰う必要があります。紹介状を持たないで眼科や耳鼻科に行ったとしても受け付けて貰えない事が多いからです。

たまに運良く紹介状が無くて診てもらえる事もありますが、その際は、その後かかりつけ医にも行き、他の病院でかかった旨も伝えなければならないので、どちらにしてもかかりつけ医に必ず診てもらうことになります。

かかりつけ医から他の科のある病院へも行くよう言われた場合、かかりつけ医の発行してくれた紹介状を持って他の病院へ行きますが、自分が好きな病院へ行く事が出来ます。近所の病院でも良いし、かかりつけのお医者さんが教えてくれた病院でもどこでも行く事が出来ます。インターネットなどの口コミで評判の良い病院を選ぶのも良いと思いますし、1番近所の病院を選ぶのも良いと思います。

ホームドクター探し

ドイツに住み始めたら直ぐにした方が良い事の1つがこのホームドクター探しです。いつ病気になるか分からないので、元気な時にホームドクターを選んでおくのが良いと思います。

ホームドクターと言っても、いつでも変更可能なのでとりあえず近所の病院をホームドクターにしておいて、良くなければ変えれば良いのかなとも思います。

病院はインターネットで検索すると沢山出てくるのですぐに見つける事が出来ます。歩いていてもドイツは沢山病院があるので、探せない事はないと思います。

ドイツの病院はあまり薬を出さない

日本人がドイツの病院でびっくりする事と言えば、ドイツの病院は風邪を引いても日本の様に薬を直ぐに処方される事はない、ということだと思います。

風邪を引いてホームドクターの所へ行っても「ハーブティーを飲みなさい」と言われたり、「家で安静にしていなさい」と言われるだけで終わる事も珍しくありません。

日本に住んでいる時と同じ様に薬を処方して欲しいと思ったらならば、かかりつけのお医者さんに「薬が欲しい」と言ってみるのも全然構いません。ドイツでは風邪くらいでは薬を出さないのが一般的なので、言わないとお医者さんは分かりません。たまに日本人を知っているお医者さんだと「日本人は直ぐに薬を欲しがる。」と言われる事もあるそうです。笑

しかしそれでも、もし自分が薬が欲しいと思っているならば言った方が良いです。お医者さんに言っても薬を処方されない事もありますが、欲しいのに言わないとストレスになります。折角病院まで行っているので、言いたい事は言う事が大事です。

もちろんドイツでも探せば、薬を簡単に処方するお医者さんも中にはいます。笑 そういうお医者さんがどこにいるのか?ドイツ人に聞くと教えて貰えるので、聞いてみると良いと思います。

私は逆に、薬をあまり出さないお医者さんを希望していたので、何人かのドイツ人に聞き込みをしてそういうお医者さんを選びました。

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まとめ

私が日本に住んでいた頃は、ホームドクターを特に決めていませんでした。なのでドイツに来た頃は、正直このホームドクター制を面倒臭く感じていました。笑 「いちいちホームドクターを通さないとならないのは二度手間じゃん。」と思っていたのです。笑 けれどこれも慣れてしまうと、顔馴染みのホームドクターがいると言うのは心強い事です。例え急な訪問でも、ホームドクターの所では断られる心配もないので、いざという時にこそ頼りになるからです。

ホームドクターはいつでも変える事が出来るので、知り合いがいなくて聞く人がいないという場合は、まずは近所の病院へ登録しておくのも良いと思います。私は初め、知り合いがいなかったので近所の人におすすめの病院を聞いていました。なので、まずは是非、元気な時にホームドクターを見つけてみてください。


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