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夫の料理がウマすぎる〜推しの豚汁〜

2歳の娘が保育園へ出発する朝、
靴を履きながら急に言い出した。

『パパ、なんか美味しいの、ちゅくって〜』

『何がいいの?』と夫が聞くと、
『うーん、とんじる〜』

こうして晩御飯の汁物が決定した。

にしても、娘。美味しいものを作ってくれるのはパパなのだともう気づき始めている。
娘がなかなか聡いことに感心しながら、夫と一緒に豚汁の具材を切っていく。

我が家は現在夫と一緒に育休を取っている。
ので、こうやって2人で料理をする時間が取れたりもする。働いていたらなかなかこんな過ごし方はできないので、贅沢な時間だ。

上: 料理の約束は夫とする抜け目ない娘
下: 夫婦並んで料理ができる育休に感謝

夫はまず、ごぼうと豚肉をごま油でしっかりめに炒める。ごま油のいい匂いが部屋中に広がっていつまでも嗅いでいたい気分になる。

そしてにんじん、大根、ねぎ、さつまいも、こんにゃく...と次々に残りの具材が鍋に放り込まれ、煮込まれていく。

私はこんにゃくが大好きなので、豚汁には絶対に入れて!と夫に懇願している。
以前、こんにゃくを入れずに作ったことがあり、確かに味は美味しいんだけど、いや、こんにゃくがあっても汁の味には正直何も影響はないんだけど、私のテンションは少し下がった。
以来、夫はそんなに好きでもないこんにゃくを欠かさずいれてくれている。

晩御飯の時間。
リクエストしただけのことはあり、娘は嬉しそうに豚汁を飲んでいた。
『さちゅまいも〜!』とか『こんにゃくあった!』などと言って、好きな具材を探しながら食べるのも楽しいらしい。
私も一口飲んで、
思わず『はぁ〜〜』とため息が漏れた。
マイナスのため息ではなく、幸せのため息。
味噌と具材の味が溶け込んだ汁の味には一日分、いや数日分くらいの疲れを癒す効果はある。

今日もありがとう。ごちそうさま。


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