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しつこい湿疹を治す方法と、ロンドン医療センターの坂田先生の話 その1

わたしは敏感肌で、湿疹が出やすい。母親も妹もそうで、実家にもつねに皮膚科の処方薬(ステロイド)が置いてある。なので遺伝的なものらしい。

東京の実家の母親のかかりつけの皮膚科の先生は、シャンプーや石けんを、すべて変えさせる。化粧品類にも、かなりうるさい。つまり外的刺激を、徹底的に排除しようとするのだ。最後にぽろっと、「湿疹は、心の涙ともいうのよ」、とも言っていたが。

きちんと対応を考えてくれるよい先生なのだが、日本の自宅は関西なので、ここにはいつもは通えない。

自宅のそばの皮膚科の先生も、時間をとっていろいろと話を聞いてくれて、とてもよいひとである。かれは東京の先生とは反対に、いろいろと独自で痛快なストレス・セオリーを持っている。

あるとき身体に急にできた大きな湿疹のようなものを見せると、それは内出血だという。最近、内出血の患者さん、急に多くなってね。いろいろ理由を考えてるんだけどね。

最近、地震が多いでしょ、そのせいかなと思うんだ。地震によるストレスが、内出血を生んでいる。

そ、そうなんですか。。

内出血については、当時はまだいろいろ考えている最中だったのだとおもうのだが、かれは湿疹についてのセオリーには、絶対の自信を持っていた。

湿疹は、ストレスで出るものではない。じぶんが関係を構築すべきひととの関係を怠っていると、出るものなんだ。

というかね、それだけでは出ない。それをしないで、べつのひとと関係を深めてしまうと、出るんだよね。

だから、ストレスをべつのことで補おうとしてしまうと、出るものなんだ。

A,Bなどと紙に図を描きながら、熱心に説明をしてくれる。

だからたとえば、あなたが旦那さんとうまくいってないとする。

それを昔の友だちなんかと仲良くすることで、旦那さんとの関係をカイゼンしようという努力を怠る。

そうするとね、湿疹が出るんだよ。

最近、いちばん関係を深めなければいけないひとでないひととばかり、時間を使っていないか?誰かいるだろう?

え、えーと。最近、昔の友だちと、長時間メッセしてましたけど。

それだ!湿疹の原因はそれだ!!

え、でも、そんなに頻繁にするわけでは、、一、二ヶ月に一回くらいで、、

あ、そう。じゃあちがうか。

どんどん湿疹がひどくなっていったある晩、わたしが寝ていると、脳がわたしに指令を送ってよこした。

グ・リ・シ・ン。

わたしは夜中に起きだして、英語でインターネットサーチをした。するとたしかに、グリシンが湿疹を誘発することがある、と書いてある。

少なくともそのときは、日本語では、その情報は出てこなかった。

グリシンは無害で、眠りが深くなるから飲むべきだ、と、ある本で強調されていたので、毎晩飲んでいたのである。こんなの飲まなくてもいいのになあ、と思いながら、あまりにも主張されていたため、飲むことにしてみたのだ。

そのときひどくなっていた湿疹は、グリシンをやめたら、ピタリと治った。

(つづく)


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