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とりあえずやってみる精神


やるかやらないか。

この選択肢が目の前に現れたら、私はとりあえず「やる」を選ぶ。

やってみないことには何も起きず、楽しくも面白くもワクワクもしないことを知っているからだ。

そもそもやるかやらないかの選択肢が現れる=やりたいという気持ちが自分の心に芽生えたということ。せっかく芽生えた心の揺れは大切にしたい。


小学生の頃は "とりあえずやってみる" が多すぎて、1週間毎日なにかしらの習い事があり、とにかくハードな毎日を送っていた。

ちなみに過去にとりあえずやってみた習い事は、ダンス、歌、DJ、ピアノ、ギター、ソフトボール、テニス、英会話、塾など・・・全部自分でスクールを見つけて、一生懸命母親にプレゼンをして、とりあえず始めさせてもらった。裕福な家庭ではなかったのにも関わらず、色々とやらせてもらえたのはとても有難かった。

とりあえずやってみる精神のメリットは、速い段階で向き不向きがわかること。幼い頃からとりあえず色んなことをやってみたおかげで、「これってそんなに私に向いてないかも?」「思ってたより楽しめているかも!」と、自分の向き不向きや好き嫌いがどんどんわかるようになった。

向き不向きが早い段階でわかると、固定概念を早急に壊せるので、これまで自分の頭の中にはなかった新しい得意分野が出現してきたりもする。


とりあえずやってみるか〜。というノリに対して苦手意識を持っている人は多い。

大人になって、とりあえずなんでもやっていると、「軸がないんじゃない?」「もっとひとつのことに集中しなよ」「中途半端じゃない?」と言われることもある。そういう側面ももしかしたらあるかもしれないが、私の人生は私が選択して動かしていくわけだし、自分自身が納得してればいいんじゃないだろうか?と、否定的な声はシャットダウンしてきた。やらずに後悔して、その後悔を誰かの言葉のせいにするのも嫌だ。

もちろん何でもかんでもむやみやたらにやったりはしない。なぜやるのか?を明確に突き詰めておくのは大切だ。努力や経験は無駄にならないとよく言うが、やり方を間違えてしまうと自分の心が内容に納得できず、意味がなくなってしまうこともあるんじゃないかと思う。


SNSなどでよく「AかBをやりたいのですが、どっちをやった方が良いと思いますか?」「これをやりたいのですが、親に反対されてしまいます。」という相談をいただくことがある。

これに対して私がいつもする返答は「とりあえずやってみなければわからない」「全部やってみたらどう?」と、とりあえずやってみることをオススメする。月並みな言葉だが、何事も十人十色で、私がやってみて良かったことが他の人にとって良いわけではないし、両親や家族にとって良かったことが子供にとって良いわけでもない。

他人からの評価は気にしなくて良いし、失敗を過剰に恐れる必要もない。

よくよく考えてみれば失敗して失うものって?
自分のプライドとか?他人から冷ややかな目で見られちゃうとか?うん。そんなになさそう。

完璧主義はやめてとりあえず行動してみることで、新しい自分や新しい感情と出会うことができる。そういう積み重ねこそが自分にとっての良いものを見つける手段なんじゃないだろうか。

とりあえずやってみたら、「自分にこれは無理だろう」って思っていたことも、もしかしたらノリでできるかもしれない。

好きな人に振られてもいいからとりあえず告白してみるか〜とか。

失敗してもいっか。とりあえずやってみるか。は自分に新たな可能性を連れてくる。

まずやってみることで、どんなやり方が良いのか、何が必要かを自ずと考え、やりながら同時進行で学ぶことができる。


私の毎日は"とりあえずやってみる"だらけ。

何が言いたいかというと、とりあえずやってみる精神は、まじで最強なマインドってこと。


武藤千春

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