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「いい子」をやめる。


Netflixで今年1月に公開されたテイラー・スウィフトのドキュメンタリー映画「ミス・アメリカーナ」を鑑賞。

幼い頃から世界中の人たちから注目を浴び、世界的なトップスターとして活躍するテイラー。

彼女の幼い頃から現在までがぎゅっと凝縮されたかなりテンポ感のあるドキュメンタリーだったが、その中で彼女のパーソナルな部分や飾らない自然体な姿を見ることができたのがよかった。

当たり前だが、彼女も私たちと同じ一人の人間なんだ、と再認識した。


テイラーは幼い頃からとにかく「いい子」を目指してきたと言う。多くの人から認められたい、愛されたいという想いで曲を作り続けてきた。

いい子を続ければ続けるほど、本当の自分の心と、世間から見た自分のイメージとの隙間がどんどん広がっていく。そのギャップに苦しんだ彼女は、ついに「いい子」をやめたのだ。

2018年、彼女がそれまで一切触れてこなかった政治的な発言をして話題になったのは記憶に新しい。

勇気を持って一歩踏み出し、声を上げたテイラーは、とても強く、輝いて見えた。


彼女の苦悩とは比べものにもならないが、私も数年前に「いい子」でいるのをやめた。

(果たしてそれまで周りからいい子に見られていたのかは謎だが・・・)

誰かに認められるためにいい子な自分を演じるのは、私らしさとは程遠かった。

周りからどんな風に思われようと、私は誰よりも自分を愛してあげたいし、自分の心と身体が一番喜ぶことをしてあげたい。

他人の人生じゃなく、自分の人生を自分の足で歩きたいと思った。


いい子をやめて歩き出した私は、毎日「今の自分」が大好きで、「今の自分」が一番私らしいと心から感じることができている。


一歩踏み出したテイラーが放つキラキラとしたパワーをお裾分けしてもらい、なんだか昨日の私より少し強くなったような気がした。


武藤千春

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