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【アークナイツ】 塵影に交わる残響 クラシック初心者が聴いておきたい曲まとめ!

アークナイツのイベントストーリー「塵影に交わる残響」、とっても楽しませていただきました!

ストーリーも好きなんですが、ここではステージ名にたくさん使われていたり、流れていたりしたクラシック曲のタイトルやその意味と思われるものをまとめてみます。

クラシック曲というと、お堅い感じとか退屈なイメージがあって避けちゃう人もいそうですが、今回はできるだけ気軽に聴けるように紹介もしてみようと思います。

とはいえ、曲によってはめちゃくちゃ長かったり、どうしてもとっつきにくい曲や人によっては苦手な曲もあると思います。
チラッと聴いて気に入ったらつづきも聴くとか、こんな印象の曲なんだな~と知ってもらうなど自由に聴いていただければ幸いです。



※イベントは終わってしまいましたが、ストーリーのネタバレもしますので閲覧にはご注意ください。


ほかのまとめ情報を先に紹介


本題に入る前に、ほかの方がまとめていた情報を載せておきます。

アークナイツのWiki内にある「塵影に交わる残響」のページには、一通りの曲紹介がされています。
↓ページの「ステージ名小ネタ」の「光差す音楽堂 演目」を開くと見ることができます。

https://arknights.wikiru.jp/index.php?%A5%A4%A5%D9%A5%F3%A5%C876_%BF%D0%B1%C6%A4%CB%B8%F2%A4%EF%A4%EB%BB%C4%B6%C1#f4f9b00f

興味深い内容も多いので、専門的な内容もあるけど一度目を通すとよさそう。

それと、Twitterで音楽をまとめてくださった方もいたのでこちらに。


まとめてくださった曲を全部聴きたい方はこちらから行けます。



ということで、読んでいて十分まとまっているのでわたしの書くことがないのでは……とも思いましたが、全部聴くと大変だろうし軽いノリで書いていこうと思います。


通常ステージのBGM 「急行」

イベントストーリーのタイトルについての前に、まずは通常ステージBGMから。
曲名は公式で聴けるmonster-sirenの中では「急行」ですが、リムスキー=コルサコフ作曲の「熊蜂の飛行」のメロディーを使用しています。どこかで聴いた気がしていた人もいるのでは?

※PCからの場合、分かりづらいですが「急行」と表示のある左側の「…………」の辺りをクリックすると曲が流れ始めます。


ゲームでは、前奏や伴奏などが怖ろしさを強調していて、何かに襲われていたり追い立てられているような感じの曲になっています。

原曲では、ハチのブンブンといった羽音を模したメロディーの印象的な、面白みのあるネタ曲風のオーケストラ演奏。
曲芸的に演奏されるピアノやヴァイオリン、トランペットなどのソロ(1人)での早弾きを聴いたことがある人も多いかもしれません。ちなみにめちゃくちゃ難易度高い。


この曲を詳しく見ていくと、オペラ「サルタン皇帝」の中の間奏曲です。

オペラ自体はめったに上演されることがないそうですが、その中の話では「熊蜂の飛行」が2回演奏されるようです。
1回目は、主人公である王子が魔法をかけてもらいハチに姿を変えてもらい敵(2人の姉)を倒すために敵地である故郷に飛んでいく場面。この部分がアークナイツの「急行」というタイトルの由来となっているのかもしれません。
ちなみに、2回目に演奏されるのが敵の姉たちを襲うシーンだそうですが、うわさによるとどちらかというとコミカルな襲撃だそうです。


 LE-ST-1「華麗なる大円舞曲」

なんだか日本語タイトルの字面に迫力がありますね…… 円舞曲とはワルツのことです。

これはショパンのピアノ曲で、名前のとおり華やかで楽しげな曲調です。

ストーリー内で出会ったアフターグロー区の人が奏でるワルツと同じ3拍子の演奏に合わせてハイビスカスが踊っているので、たぶんその様子を表してのことではないかと思います。
しかし終盤はテンポがぐっと上がるので、曲にあわせて踊る用のものではないような……


 LE-TR-1「作品599」

たくさんのピアノ練習曲を作った、カール・ツェルニー(チェルニーとも。オペレーターではない)のピアノ練習曲集の1つ。

ピアノを習い始めたぐらいの人が指の練習のために弾くやつです。100曲あるらしい。
練習曲なので、操作に慣れるためのTRステージのタイトルにしているってわけですね。

詳しくはあとのLE-TR-2のほうで説明しますが、ピアノを習った経験のある人は複雑な心境になる曲たちだということは述べておきます……



 LE-1「トリッチ・トラッチ・ポルカ」

たぶん多くの人が聴いたことはあるけどタイトルは知らない曲。わたしも調べるまで知りませんでした。運動会とかで使われていそう。

たぶん紹介しているものの中で1番聴いていやすい曲です、ぜひどうぞ!

ヨハン・シュトラウス2世の、すごくテンションが高いポルカ(これも踊りの曲だけど速すぎてとても踊れなさそう)。終始楽しそうな雰囲気で、フルートや、ときどき聞こえるトライアングルの音はかわいらしい感じ。面白い音もします。

なんでこの曲が選ばれたかははっきりしませんが、アフターグロー区がツェルニーの演奏会でいつもよりにぎやかでバタバタしていたり浮かれているということなのかも。


 LE-2「熱情、あるいは悲愴」

先にちょっと曲の説明を。

「熱情」と「悲愴」は、ベートーヴェン(ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン)の「三大ピアノソナタ」のうちの2作品です。

ピアノソナタは3つの楽章で構成されていますが、今回はこれだ!と思った楽章を1つずつ紹介します。

まずは熱情のほうから、第三楽章。

「熱情」というのは別の人が名づけた通称で、正式名称は「ピアノソナタ第23番ヘ短調 作品57」。
日本語の文字を見ていると分かりにくいですが、日本語で書かれたタイトルは情熱ではなく「熱情」、熱のこもった感情です。

第三楽章は、うねるような激しさと緊張感のある曲。
動画では特に7分すぎからの1分間、クライマックスに向けて一段とテンポが上がってからの部分が見ものです……譜面がえぐい。

ストーリーの中では、苦難の中でも自分の使命に打ち込み、まっすぐに突き進んでいくハイビスカスの想いと重ねているようです。

もう1つの悲愴にいきます。

「悲愴」という言葉は、「悲しく痛ましいこと。また、そのさま。」という意味だそう。

第2楽章は、おだやかで落ち着く、どうにもならないことをそっと慰めるかのようなメロディー。
優しくてあたたかい音色が心に染みる……

ハイビスカスがサルカズであるためアフターグロー区でも魔族と呼ばれて忌み嫌われることが、大丈夫と言いつつも傷ついてないわけではないといった意味合いのようです。


 LE-3「魔弾の射手」

ウェーバー作曲のオペラ作品。

2時間以上と長い~~! というのも、オペラの作品なので映画1本分ほどの長さがあります。
でも、中学校で多くの方が習ったであろうシューベルトの「魔王」のノリ(作曲年がほとんど同じ、歌詞がどちらもドイツ語、悪魔とか魔王というやべーやつが出てくる)なので意外と聞きやすいかも?

なお、ストーリーは今回のイベントと似たところもあります。悪役の企みや、主人公が裏がありそうと警戒しつつもそれに乗ってしまうことなど……(ストロッロ伯爵は性格はそこまでひどくないけど)

サクッとストーリーを押さえたい方は、日本語訳があるのでこちらで。
ほとんどがセリフ(歌)なのでアークナイツのイベントが読めるならすぐ読めそう。



 LE-4「驚愕」

ザ・タイトルがネタバレのハイドンの曲。
というのも、「驚愕」というのは作曲家自身がつけたタイトルではなく、聴いた人たちがつけた名前(クラシック曲にはけっこうある)だから。

驚愕という呼び名がつけられた理由になっている第2楽章ですが、音の小さめな演奏の中に、突然大音量の音がまざっていてビックリ!という仕掛け。
はじめの30秒をまずはお聴きください。

ストーリー内では、それこそ驚愕の真実、アフターグロー区の鉱石病が疑似回復であることに気づくといった意味で使われていると思いますが、曲の印象はけっこう明るいです。
でも、この先のステージタイトルの曲たちは暗い印象のものが増えてくるので、その転換点としてはいいのかも……?


 LE-ST-2「春の祭典」

さて、ここから一気に不穏になってきます。
春の祭典って、なんか楽しそう!と思った方もいるのではないかと思いますが、一方でなんのことか知っている人はタイトルでこのストーリーの展開が予想できてしまう……あなたはどちらだったでしょう?

「春の祭典」はバレエのタイトルであり、ストラヴィンスキーが作曲しました。
踊りの内容もですが、その音楽性はそれまでのクラシックとは一線を画す前衛的なもので、はじめの30秒を聴くだけで奇妙なハーモニーによる不穏さがただよってきます。
音の鳴らし方も無理矢理鳴らしているかのような雑音を感じるものもあって、これもクラシック曲なのかとびっくりするかも。

この物語は古代の儀式、そして人間の中から生け贄を1人選んでその人は最終的に祭りの中で踊り狂う……というやばい話なんだそう。
イベントストーリーの何をイメージしているかは察するに余りありますね……

ちなみに、音楽的には現在の映画の劇伴や一部ゲームのBGMなんかでも耳にするようなフレーズが出てくるので、けっこう影響を受けてるんだなぁと感じました。


 LE-TR-2「作品849」

カール・ツェルニー(オペーレーターではない)のピアノ練習曲その2。

LE-TR-1「作品599」の曲に比べて、だいぶ軽快で複雑な演奏になっています。
難しい演奏(ステージのクリア)もできるようになってきたということでしょう。

それにしても、ピアノを習った経験のある人の中にはツェルニーの練習曲が嫌いだった人がけっこういるとか……
わたしはこれらをやったことはないですが、一時期ピアノを習っていた経験からしてみると練習中の自分の指が思うように動かないことへのいらだちと、曲自体の持つ単調な明るさの組み合わせが最悪だよなぁと想像しちゃいます。
といっても、作曲者が悪いわけではなく作曲当時(200年くらい前)は長調と短調で曲が作られていたので、何度も練習するなら暗い曲より明るい曲のほうがいいよねってことだと思いますが……

これよりももっと現代に合った練習曲ができるのを願うばかり。


 LE-5「月光」

「月光」は、「熱情」、「悲愴」と並ぶベートーヴェンの「三大ピアノソナタ」の一つ。

ステージの文章からははっきりわかりませんが、第1楽章のことかなと思います。

メロディーの美しさと、重苦しさが組み合わさった曲。

アニメ名探偵コナンのピアノソナタ『月光』殺人事件でも印象的にこの曲が使われていたので覚えている方もいるかも……(ちなみにYOUTUBEで公式動画が観れます)

そのほか、第3楽章はストーリーの流れと関係あるかも。

第1楽章のゆっくりさとは打って変わって、全速力で走るような激しさがある曲。

7分間以上の演奏ですが、ほとんどずっと暗く、細かなリズムが鳴り続ける演奏者にとってハードな曲です。

ストーリー中ではゲルトルーデに塵界の音の共鳴について聞き出したあと、移動都市から飛び降りようとしたり、女帝の密偵と遭遇するなどヴィセハイムを必死に駆け回っていたエーベンホルツの様子かもしれないと感じました。


 LE-6「死者の舞踏」

サン=サーンスによる交響詩で、日本では「死の舞踏」と呼ばれることの多い曲。

音楽自体は品のあるワルツのような感じもしますが、0:22~などの奇妙なヴァイオリンの音色など、ところどころに不穏さがあります。
ほか、何度も同じメロディーがアレンジも加えつつ別の楽器や演奏方法で繰り返されるので、7分という長さでも気軽に聴いてしまえる曲だと思います。

「交響詩」というのは、文学的、絵画的な内容と結びつけられることが多いそうで、この曲も詩を基に作曲されたようです。

作曲の経緯
フランスの詩人アンリ・カザリス(英語版)の奇怪で幻想的な詩に霊感を得て、1872年にまずは歌曲として作曲され、1874年に管弦楽曲としてまとめられた。午前0時の時計の音とともに骸骨が現れて不気味に踊り始め、次第に激しさを増してゆくが、夜明けを告げる雄鶏の声が響きわたるや墓に逃げ帰り、辺りが再び静寂に包まれるまでを描写的に描いている。

Wikipedia 死の舞踏 (サン=サーンス)


この曲の表現する内容をストーリーに当てはめると、ドブオリジムシが地下から湧き出しエーベンホルツとクライデが奮戦し、地下に逃げ帰らせたことと重ねているのかもしれません。


 LE-7「浄夜」

シェーンベルグの曲で、「浄められた夜」とも呼ばれます。

たぶん今回紹介している中で一番難解というか、言葉では説明しにくい曲。
ヴァイオリンなどの弦楽器が複雑で決して明るくないハーモニーを奏でています。音色の美しさを感じる部分もありますが、なんというか「ドロドロ」していそうな雰囲気……

先ほどに続いて、こちらも詩を基にしているとか。
内容はWikipediaでも大意しか分からなかったのでストーリーとの関連はよくわかりませんでしたが、気になる方は内容を読んでみるのもいいかも↓


ちなみに、LE-5の「月光」、6の「死者の舞踏」、7の「浄夜」と夜が舞台となる曲が選ばれているのもシーンにあわせてのものと思われます。



 LE-8「運命」

「ジャジャジャジャーン」という出だしで有名なベートーヴェンの交響曲。正式名称は「交響曲第5番 ハ短調 作品67」。

学校の音楽の授業で聴いた方も多いと思う第1楽章を載せておきます。
つらい運命が押し寄せてきている感じですかね……

ストーリー内にも「運命」という言葉は多く登場し、エーベンホルツとクライデを中心としたそれぞれの運命にあらがうことが本イベントのテーマでもあるのだなぁと感じました。



こちらのイベントPVにも、1:24~1:26に「運命」という言葉が2回出てきます。

ちなみにステージの文章については、ベートーヴェンの言葉が一部変えられているそう。
一番はじめに紹介した、アークナイツWiki内のステージ名小ネタも参照してください。


 LE-ST-3「新世界より」

ストーリーの最後を飾った「新世界より」。
これはドヴォルザークの交響曲第9番の作品です。

動画は第2楽章であり「家路」とも呼ばれる部分を。
今回のストーリーに感動した方にはぜひ聴いてもらいたい曲です。

曲はゆったりとしていて、穏やかな気持ちだったり、新たな希望だったりを感じます。どこか懐かしくて泣きそうになる人も多いのでは。

「新世界より」というタイトルは、チェコ出身である作曲者がアメリカという「新世界」に行き作曲した、故郷へのメッセージをこめた曲だからなんだとか……
なお、ストーリーの最後が夕暮れのシーンなのは、アフターグローという区の名前が英語の「夕焼け」という意味であることと重ねているのだと思います。

「家路」は夕方のチャイムとして使われる地域があるため、「新世界より」の中の4つの曲(楽章)では一番場面に合うと思います。

日本では「遠き山に日は落ちて」というタイトルで歌詞をつけられたものがあり、想像をかき立てられます……

なお、アメリカでは1922年にW・A・フィッシャーが詞をつけ、『Going Home』という歌に編曲したそう。(世界的にはこちらが有名かも)



ストーリーに出てくる曲 無伴奏チェロ組曲第1番 プレリュード

J.S.バッハ作曲のチェロがソロで演奏する曲です。

チェロのゆるやかで温かみのある音色が心を癒やします。
テレビのCMなどでは、住みよい家の宣伝で流れるイメージがあるので、ふだんは穏やかな生活の象徴としても使われているかも。

ストーリー内では昔2人が聴いた歌の曲を弾いていると思われる、倒れてうなされるエーベンホルツにクライデがチェロを演奏していたシーンと、先ほど紹介したラストのエーベンホルツが夕日の中でチェロを弾くシーンではじめの数小節が流れます。

このバッハの曲には歌が付けられたことはなさそうなので、単にイメージに合うからという採用だったのかなーと思いますが、真実はいかに。

 Ständchen

「Ständchen」は、アークナイツ公式がYOUTUBEに載せている、エーベンホルツをイメージしたと思わしき曲です。

クラシック調からロック調に変化していくところに感じるものがありますね……

これは、シューベルトの「Ständchen(=セレナーデ)」という歌曲の前奏を楽器アレンジし使用、一部はフルートのフレーズに使っています。

曲は短調から始まりますが、優しさとおだやかさを感じるメロディーです。
エーベンホルツの曲とのちがいを感じ取ることで分かることもあるかも。


まとめ

以上のとおり、曲の紹介や小ネタを書いてきました。
クラシック曲について、うれしい出会いがあったり新たな気づきがあったらいいなと思います。

また、今回の記事を書いている中で、こうまでクラシック曲に関連させてストーリーを設定していることに驚きました。
ある1曲に沿ってというのはテレビドラマとかでも見かけますが、ストーリーのタイトル部分だけで11作品という多くの曲と関係させているのは私は見たことがありません。アークナイツやっぱりすごい!


ところで、今回紹介していったクラシック曲たちの中で、1人の作曲家だけ4曲も取り上げられているんですが、お気づきになったでしょうか?
「彼」は、今回のシナリオというか、アークナイツという作品に取り上げたくなる人生だったのだろうなと思うのですが、こちらではまとまり切らないので割愛しました。

もし気になるようでしたら、「スキ」ボタンからこっそり?応援していただけると書く気がわいてくると思うのでよろしくお願いします。(ログインしていなくても押せます)

2023年5月18日追記
上記について、なんとかまとめることができましたのでこちらからご覧下さい↓

 

おまけ ほかのゲームでクラシック曲を楽しむなら!

さて、ここからは毎回恒例?のおまけ。

塵影に交わる残響のストーリーは、つらい部分も多かったですが、エーベンホルツとクライデが合奏を通して心を通わせていく様子はとてもいいシーンだったと思っています。

「自分も、あんな風にクラシック曲を弾けたらな……?」

とちょっぴり思った方へ、ほかのゲームで気軽にクラシック曲を楽しめるものを紹介します。
音ゲー(リズムゲーム)が2つ、それとクラシック曲が聴けるやさしいRPG1つ(厳密には2つ)です。

アークナイツもまた1/20から音ゲーとコラボしましたし!(こっちはクラシック曲はないですが。)



1.PIANISTA(ピアニスタ)

スマホゲームのPIANISTA(ピアニスタ)。
上(奥)から流れてくるノーツを押していく形式で、無料分ではクラシック曲の50曲を順番に解禁してプレイすることができます。

ピアノを模しているからか流れるのはピアノの音のみですが、オーケストラ曲も収録しているのがありがたいです。

今回紹介した中では、無料で解禁順にピアノソナタ「悲愴」第2楽章(5曲目)、Ständchen(21曲目)、死者の舞踏(27曲目)、ピアノソナタ「月光」第3楽章(46曲目)、熊蜂の飛行(50曲目!)がプレイ可能。

表示が全部英語(曲のタイトルは原題の言語)なのではじめドキッとしますが、曲ごとにデモが1分以上流れるし表示もわかりやすいのでそれほど問題にはならないはず。

作曲者の肖像画が曲に表示されており、タップすると作曲者の情報が(英語ですが)書かれているので興味を持てるかも。

なお、Nintendo Switch版もあるようですが仕様を確認できていません。


2.NOSTALGIA Op.3(ノスタルジア オーパス3)

アーケードゲームのNOSTALGIA Op.3(ノスタルジア オーパス3)。

鍵盤型のボタンで、先ほどのピアニスタのようなノーツを両手で演奏するように押していくゲームです。
1回3曲100円(設定により金額が異なる場合あり)。

ピアノを弾いたことがなくても、Nomal譜面はだれでもできる難易度だと思います。
押したタイミングで該当部分の音が出ることや、曲にもよりますがテンポの変化が一般的な音ゲーよりも大きいです。判定はゆるめ。たまにピアノ以外の音が出る設定のもあります。

今回紹介した曲の中では、華麗なる大円舞曲、ピアノソナタ「悲愴」第2楽章、ピアノソナタ「熱情」第3楽章、ピアノソナタ「月光」第3楽章がはじめから演奏できるはず。Hard譜面を850000点以上(最高得点の8.5割以上)でExpert譜面を解禁(その先のReal譜面がある場合は同様にExpert譜面クリアで解禁できます)。
セーブするには、E-amusement PASSカードの準備が必要です(要検索)。

ちなみに、ゆったりとした曲から、アークナイツの現在のイベントPV曲(↓参照)のような爆速ピアノまでいろいろと楽しめます。


RPG: 岐阜クエスト、三重クエスト

スマホでできる、ゆるいドット絵RPGです。
はじめの10分だけでクラシック曲が5曲ぐらい聴けるはず。

ピアノソナタ「月光」第1楽章や熊蜂の飛行、無伴奏チェロ組曲第1番 プレリュードが流れ、そのほかにも有名なクラシック曲がたくさん。
ちなみにオープニングは新世界よりの第4楽章です。

実際にゲーム音楽として使うならこうなるのか!と思ったので、ゆるく遊びながら鑑賞してみるといいかもしれません。(岐阜県と三重県の知識も身につきます)
特に熊蜂の飛行はボス戦で流れるので、使われ方がアークナイツと同じだなとうれしくなりました。


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